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制御盤の設計に有効な資格
制御盤(動力制御盤や計装盤)の設計の仕事を始めて半年ですが キャリアアップのため資格を取りたいと思っています。 メーカーの研究所に3年いましたが資格の必要が無かったため1つも持っていません。 大学の電気工学科をでているので電気の基礎はあります。 電気工事士2級と電気主任技術者3種は取ろうと思うのですが 他に有効な資格があったら教えてください。 CADによる製図やシーケンスのプログラムもやっていますが これらの資格は何かあるでしょうか。 1年で取れるだけとっておきたいのです。 宜しくお願いします。
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制御盤関連の国家資格としては技能士があります。 http://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html#Anchor1 これは制御盤を「製作する人」の技術力を国が認める資格ですから、工場で製作に携わる人が取る資格ですから、設計者に求められる資格とは異なります。ただし現場を知らなければ適切な設計は出来ないでしょう。 制御版や計装盤は15年以上まえからコンピュータによる制御になってきています。PLC,DCS、シーケンサ、DDCといったものです。これらのプログラミング言語は各メーカによる標準なので、メーカーのトレーニングに参加して覚えるものです。(資格は無く、受講証明書くらいか) シーケンサの基本のラダー言語はリレーロジックと類似ですから自習することも可能です。オーム社からいくつか本が出ています(大浜庄司先生など) 近年はより複雑化して、データの自動収集やパソコンへの伝送などの機能もあります。このようなシステム作りには情報処理システムの開発セオリーを学ぶ必要があります。たとえば設計をどう進めるかとかの設計方法論です。プログラミングしながら仕様を決めるのか、仕様が確定してからプログラミングに着手するのが良いのかなどを知ることです。このようなことは情報処理試験(マイコン応用システム、エンベッドシステムなど)が目標になります。 http://www.jitec.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html CADの利用能力などはメーカーごとに違うので国家資格はありませんが、民間検定があります。 http://www.jpsa-nintei.com/cad/ (機械や建築CADが主な対象なのでお勧めしません) もっとも、使いこなせる実力は転職の際に自分を高く売れます(転職しなくてもはげみになるでしょう) もうひとつ、ユーザーの仕事(お客さんのプラントやシステム、製造方法)を良く知ることです。本から勉強するだけでなく、現場を見学したりすることもあります。またお客さんから答え(やりたいこと)うまく引き出すような会話能力も必要です。 制御盤が動かすシステムの構成要素(レベル計や流量計、ポンプやインバータ、モータの特性など)を知らないと設計できませんがこれらは電験3種の勉強で基本の2割くらいは勉強できます。それ以上はカタログや仕様書をよく読み、先輩や、メーカーの技術者に質問して教えてもらうしかありません。 電気電子の世界ではソフト半年、デジタル1年、アナログ10年の経験と精進がいります。 シーケンサのロジックなら1年もあれば1人前に書くことが出来ますが、プラントでシステムの挙動を理解したうえで安全性を考慮した設計が出来るようになるには10年かかります。 新しい仕事で最初の1年に勉強するものとしては、基本情報情報処理かマイコン、電験3種でしょう。 大学卒業程度なら技術士1次試験を取るのも良いと思います。30歳までに技術士を目標とするのがいいと思います。技術士はとったからといって何かが出来る資格ではありませんが、国があなたのことを「科学技術に関する高度な応用能力を備えている」と認定したことになります。http://www.engineer.or.jp/gijutsusi/index.html もし対象とする業種が石油化学なら危険物、上下水道ならそれに関連した資格などもあるとよいでしょう。
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- sentakuya
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給与に資格手当てがあるのなら話は別ですが、ないのなら設計畑20数年の経験者としてアドバイスします。 現在メーカーの設計に在籍されているなら行く行くは施工にもタッチされると考えられます。 ならば国土交通省の1級・2級電気施工管理技士の資格をお薦めします。 まずは筆記のみの2級から挑戦されては如何でしょうか? これは建設業に不可欠な資格で実務レベルに近い勉強ができます。 それと現在の職場で自己申告して1年程度品質保証部で社内検査⇒現場調整をOJTで学ぶことが早道と考えます。 そこで先輩達が設計した製品で部品の機能を学び、現場調整では自社の製品と取り合いしている周辺機器(他社の製品のしくみ・システム構成)を学んでください。 あとは先輩の図面を参考に5年程度は辛抱して手を動かして数をこなしてください。 今やメーカーでは資格はあまり評価されず、技術が優先されます。 テキストで勉強しても広く浅くなので、実務ではあまり有効ではありません。 OJTあるのみです。
お礼
御礼が遅くなって申し訳ありません。 施工の部署もあり 施工からの制御盤製作も多いので 早速勉強したいと思います。 5年の辛抱は身にしみて実感し始めました。 焦らずがんばります。 ありがとうございました。