私の場合.荒れた農地を回復させるそれなりの技術を持っていますけど.
畑地と水田では.戻す方法が異なります。
畑地の場合には.表面30cmをほっさくし根を取り除き.堆肥1トン.化学肥料200kg.石灰300kgも入れれば回復します。たた「表面30cm」をほっさくするには.手押し耕運機では.無理でトレンチャー(根菜類を掘るための道具.水道管枝埋没用ほっさく具という法がわかりやすいですか)がバックホー(堆肥運搬用の小型パワーシャベルのような道具)が必要です。畑地は.根を取り除き乾かして(凍結させて)よせれば大体回復します。雑草が多少生えますが.今はグリホザール系除草剤があるので1夏で防除できます。
大変なのは水田です。
まず.表面の草をとりのぞき.水を張り表面をならします。古い水田の場合に.あぜがモグラ穴とか植物の枯れた根とかで.水漏れが激しく.この水漏れを防ぐために何回も水を張り.練り上げ.穴をふさぎます。
水路も多くは土砂が詰まってきれいに流れないので.水がきやすいように.水を抜きやすいように掃除します。稲作の場合に.ある時には水を大量に入れ.ある時には水をきれいに抜く事か必要ですから。
水田の上流で宅地開発とかあると地下水が枯渇しまず.水が不足してふく田は無理でしょう。というのは.水田面に対してある一定の高さになるように水量を管理する必要があるためです。この水面の制御を自由に出来るようになるまで水路の席を作り直したり.でこぼこになった水田の土の高さを調節します。大体これで5年ぐらいかかります。5年もかければ.雑草なども水田に応じた植生に変化してくれますので.なんとか作れるようになります。畦の植生を管理する事がもっとも大変です。というのは.荒れた状態ではどうしても畦が崩れてしまうのです。
今は化学肥料がありますので肥料は.冬に堆肥を入れておけば大体3年で回復します。
お礼
ありがとうございます。 とても勉強になりました。 私のような農学素人も少しは農業のことを知らないとだめだなと実感してます。