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単植と混植
植物の植え方で、単植と混植がありますが、なぜか混植をしたほうが害虫被害が少ないそうです。なぜでしょうか。
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いくつかの原因が考えられます。 単植の場合、一度害虫が発生すればすぐに全体へと広がります。しかし、その害虫に耐性のある別種が間にあれば、それが障害物となって害虫は広がりにくくなります。 また、単植の場合は生物相が単純になりやすいので、天敵がその環境にうまく適応できなければ、害虫にとって天国になってしまいます。しかし、混植の場合はそれぞれの植物、それぞれの環境に適した多くの生物がやってくるために、生物相が多様化します。すると、複雑な食物連鎖が形成されやすく、食物連鎖が複雑であるほどそこに暮らす動物の個体数も安定します。つまり、害虫が飛びぬけて増えることを抑えることができるのです。これにより、被害をゼロにすることはできませんが、大きな被害をうけることは防げます。