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ボスニア語について。
ボスニア語とクロアチア語が一緒だときいたんですけど、それは本当なんでしょうか?一緒ならボスニア語とクロアチア語なんて分かれないですよね?? 教えて下さい。お願いします。
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- Kencabay
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以前は確かセルビア・クロアチア語と呼ばれていました。Srbsko-Hrvatskij jezik. セルビア語、クロアチア語、ボスニア語と言われていますが、同一の言語といっても間違いないでしょう。ようするに方言です。実際に私が留学先にはセルビア人、クロアチア人、ボスニア人がいたのですが、普通に3人で会話していました。またボスニア人にお願いして知り合いのクロアチア人に電話で近況などを聞いてもらったこともあります。3つの方言で共通しているのはオスマン帝国時代に多くのトルコ語が入ってきたことです。それにしても外国人がこの3つのうちのひとつでも習得すると、クロアチア人とも、セルビア人ともボスニア人とも不自由なく会話できるということです。日本語を習得した外国人は慣れるまで大阪弁を理解できません。ましてや東北弁などはまず理解できないでしょう。つまり日本語標準語と大阪弁の差とボスニア語とクロアチア語の間の違いは後者のほうが断トツに少ないわけです。 また、ソ連の言語学者は領土内に存在する様々な言語へ同じ言語であれ方言差があれば別の言語として捉えているような気がします。例を挙げれば北コーカサスのチェルケス・カラチャイ共和国、カバルディン・バルカール共和国。二つの自治共和国ですが、チェルケス語とカバルディン語(ともにコーカサス語)、カラチャイ語とバルカール語(ともにトルコ語系)は名前は全く違えどそれぞ同じ言語です。これは明らかに政治的な意図があってのことだと思います。 状況は違えど、旧ユーゴスラビアの3つの方言がそれぞれ独自の言語と捉えられているのはこれに似ていると思います。同じ民族、同じ言葉、しかし3つの異なるアイデンティティー。(正教、カトリック、イスラーム)同じ民族でありながの殺し合い。 バルカン半島は複雑です
- kareki2006
- ベストアンサー率43% (143/331)
#2さんの回答のとおりですが、ひとつの言語が、使われる国の名前を付けられて、あたかも別の言語のように感じられる例は他にもあります。 韓国語と朝鮮語 インドネシア語とマレーシア語 などがそうです。
- trgovec
- ベストアンサー率52% (2538/4879)
旧ユーゴスラビアの言語のうち北部のスロベニアと南部のマケドニアを除いた地域は従来はセルビアクロアチア語として扱われていました。音声、文法、語彙に少しの違いがありましたが、互いに意思疎通できるほどの違いしかなかった様です。それでも東部と西部の違いが大きく、クロアチア、ボスニア、ヘルツェゴビナ、モンテネグロは西部方言に属し、互いの違いは小さいものです。もし、一つの国なら方言ですむところですが、ユーゴ分裂後、それぞれの国に自立的な意識が育ちお互いが自国の言語を○○語と名乗り始めたのです。言語的にはほとんど同一(日本語の方言より差は小さい)ですが、民族意識に基づいて別言語と名乗っているのです。
- chukenkenkou
- ベストアンサー率43% (833/1926)
例えるなら、津軽弁と鹿児島弁といった感じではないでしょうか?
お礼
留学先の話とても興味深いものでした。他の回答してくださった皆様も本当にありがとうございます。ボスニア人とメール交換をしているのですが少し母国語を入れてみたいと思ったのですが詳しい説明がネット上になくどうしようかと思っていましたが、クロアチア語のサイトがあったのでそれでいってみようと思います!!本当に有難うございました。