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二体の波動関数から電荷密度を求めるには?
量子力学の波動関数から電荷密度を求めるには、一粒子であれば、 q・|φ(x)|^2 ですが、二体の波動関数の場合はφ(x_1,x_2)どうなのでしょうか? 考え出したらわけがわからなくなってしまい困っています。 ボソンとフェルミオンの場合で違うのか、単にスレータ行列式を 一方の粒子の座標だけで、 ∫q・|φ(x_1,x_2)|^2 dx_2 のように積分するのか、 混乱してしまい、はまってしまっております。よろしく お願いいたします。 具体的には、たとえば、調和ポテンシャルあるいは井戸型 ポテンシャルに相互作用の無い二つのフェルミオンあるいは ボソンを投げ入れたときの問題です。 平面波展開で数表示にしてフーリエ変換するのが正しい のでしょうか。
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お礼
詳しいご説明を大変ありがとうございます。まず、特定の系(特定の外場) だけではなく、一般的にフェルミオンとボソンで同じになることがよく わかりました。 ただ、フェルミオンとボソンで差が出ないのが不思議、と私が申しま したのは、有限温度(=統計力学)の話からの類推ではありませんで、 具体的には、よく、入門の教科書にポンチ絵が載っている、水素分子イオン の結合軌道と反結合軌道の絵なのです。あの絵は、結合軌道の方が、 中心部分に集まって描かれています。 (ただし、H_2^+ですから一体問題ですが) これが頭にあったので、スレータ行列の符号が変われば、電荷密度分布 も変わるかなあ、と思ってしまったんですが、、変わらないのですね。 これからも何卒よろしくお願いいたします。