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強調構文と形式主語構文の見分けについて
強調構文と形式主語構文の見分けについては様々な英文法書で書かれているので分かっているつもりなのですが、そもそもそれらを見分ける理由は何かあるのでしょうか?(長文とかで、「これは形式主語構文だ!」だの「これは強調構文だ!」だのよくやるかと思うのですが、イマイチその見分ける意義が見つかりません。教えていただけると幸いです。
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こんばんは。鋭いところを突いていますね。 強調構文と形式主語というとit that構文のことですね。 質問文の内容からthatの品詞が違うことや、it thatを取り去っても意味が通じるのが強調構文とかいうことは御存知なのでしょう。 さて、見分ける意味ですが、それ自体にあまり意味があるようには思えません。なぜならthat以下から訳し上げるにせよ、文頭から訳し下げるにせよ少なくとも読んだり聞いたりする限り同じように解釈できますし、いちいちこのthatは関係詞か接続詞かなんて考えませんから。もっとも和訳する段になれば少しは違いもあるでしょうが。後ろから訳す以外の方法としては強調構文のIt is John that ~のような場合は「ジョンこそが~」とできますし、仮主語構文のIt is strange that ~は「不思議なことに~」と訳せます。よく学校や塾で二つの違いが強調されますが、「that の品詞を答えよ」のような問いに答えられるようになどと言って演習問題をやらせたり(実際入試では今どきこのような問いはあまり見ませんが)自分も実際やっていたなあと思います。完全に受験のための英語ですね。また、これも実際に教えていた者の実感ですが、受験英語というものは一見見分けにくいようなものが好きなのです。そしてそれを解き明かすことで「お~っ!」と言われる…、冗談みたいですがこんなところがあります。 以上、塾講師の経験者の感想でした。
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見分けられるんだったら理由まで詮索することもないかと思うんですが。 ただ、強調構文は普通の文に直せますが、 形式主語構文はそれ自体が普通の文ということになります。
It is/was ~ that を取り除いて文が成立すれば強調構文、成立しなければ形式主語構文です。 例:It was he that broke the window. → He broke the window. 文が成立するので強調構文 It was the window that he broke. → The window he broke. 倒置と考えれば文が成立するので強調構文 It is strange that he doesn't come. → Strange he doesn't come. 文が成立しない(strange がういている)ので形式主語構文 It is/was ~ that は形式主語構文では不可欠な要素ですが、強調構文では本来の文に加えられた要素となるのでこのようになります。
補足
早速の回答ありがとうございました。 形式主語構文のIt is~thatは必要で 強調構文はなくても良い ということでよろしいのでしょうか? ではそれらを「見分ける」必要はあるのでしょうか?(例えば長文で学校の授業などよくある光景だと思いますが。自分はかえって生徒を混乱させるだけのような気がするのですが。)
補足
なるほど、結局あまり意味がないということでしたね。 よく分かりました。自分も今塾講師で生徒にこの質問を問われて何と答えて良いか分からず、聞いた次第です。余りこの辺にこだわらないほうがいいと今後は教えます。