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法律のデュープロセスについての質問です。

実体的デュープロセスについて簡単に教えてください。 おおざっぱですみませんが実体的と手続的デュープロセスの違いのようなものは何でしょうか。 デュープロセスは分かるのですが、「実体的」「手続的」がつくとよく分からないのです。。

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noname#58429
noname#58429
回答No.1

一般的に「due process of law=法の適正な手続」のことをいいます。 米憲法では、法治国家においては何人も法の定める適正な手続きを経由しなければ、生命・自由または財産を奪われることはないと定めていて、この基本原則のことを「デュープロセス条項」と呼びます。 英米法では「operational code=手続としての法律」とでもいうべき性格を有すると解されています。すなわち、目的としての法を実現するために、あるいはその目的を維持するために行うべき手続きを記述したのが英米法的な意味での法律です。 手続き重視型というのは、最終的な価値に関しては問わないシステムです。ある価値観を維持するような状態を法律の手続きとして記述しておき、そこに民主的な手続きをビルトインしておけば、民主的な意思決定によって望ましい状態が実現されるという解釈です。 刑罰法規の実体的適性・デュープロセスとは一般に、 ⅰ犯罪および刑罰の内容については「明確」であることが適正手続きの要件とされる明確性の原則 ⅱ実体的デュープロセスとは、罪刑の均衡、過度の広汎性の排除を意味します。 これにより、絶対的不定期刑が禁止され、相対的不定期刑が採用されているのです。 実体的デュープロセスの要件 刑罰制度が社会で有効に機能していくためには、刑罰が国民の規範意識に裏付けられなければならず、国民の「正義意識」に著しく反する重い刑罰は社会の安定を導き得ないとの理由から、犯罪との均衡を失しない程度の刑罰が課されなければならないという「罪刑均衡の原則」が要請されます。 さらに、刑罰は民事制裁(損害賠償等)、行政制裁(営業停止)と比べて最も峻厳な制裁であることから、これを行使することは出来る限り差し控えるべきであるとの考えから、「刑罰謙抑主義」が採られています。   これに従い、保護すべき法益が存在しない(侵害法益が存在しない)のに刑罰権を行使することは刑罰権の濫用にあたり、刑罰に値しない行為を処罰の対象としているような刑罰法規は、刑罰法規の内容適正を要請する憲法31条に反することとなります。従って、刑罰県の講師のためには「法益の保護」という目的がなければならないこととなります。   さらに、違法行為を行ったことについて行為者を非難しうる場合でなければ刑罰を課すことが出来ないという「責任主義」の原則が要請されるのです。 参考URL 弁護士Q&A〔法律用語〕デュープロセスとはなんですか? http://niben.jp/05qanda/qna28.htm

idei
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます!! やっと理解ができました。

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