Lyon現象(X染色体の不活性化)の問題
分子生物学の問題を解いている際に、どうしてもわからないところがありました。ライオニゼーション(X染色体の不活性化)の問題です。
「ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HGPRT)、グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(G6PD)は、ヒトではともにX染色体にコードされている酵素である。これらの酵素の欠損症は、通常、男児にのみ発症する。
問1 野性型男性から得た線維芽細胞のHGPRT活性、G6PD活性をそれぞれ1とすると、
(1)野生型女性から得た線維芽細胞
(2)野生型卵
(3)野生型精子
におけるHGPRT、G6PD活性はそれぞれどれほどか。複数の可能性がある場合はすべて記せ。」というもので、答えは「HGPRT、G6PDの順にそれぞれ(1)1,1 (2) 1,1 (3) 0 or 1, 0 or 1」となっていました。
(1)と(2)は理解できるのですが、(3)がなぜそうなるのかわかりません。
野生型と限定している時点で、一般的な表現型なはずです。つまり、活性がそれぞれ1,1となるはずです。しかし、回答は活性が0の可能性があるという場合も含めています。なぜでしょうか?
よろしくお願いします。
参考としてX染色体の不活性化の説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/X%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%B4%BB%E6%80%A7%E5%8C%96
です。
お礼
ありがとうございます。 ということは、effectorはT cellで、target cellは、例えば、何かのcell lineとかで、いいんですか? あっ、また質問してしまいました。すみません。