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導線は電圧が0でも電流が流れる理由
導線はその両端の電圧がゼロでも電流が流れるものであると、むかし高校の物理で習いました。 ところで、どうして導線は電圧がゼロでも電流が流れるのか、その理由をちゃんと考察したことがありませんでした。そこで考察を始めたいと思います。 「起電力V、内部抵抗ρの直流電圧源を金属導線で短絡すると、Vのほとんどはρに印加され、導線内部の電圧分布はほぼ0である。クーロン相互作用によってρの内部にある電子がρの正極側(端子a)に移動して、そこから金属の内部に注入される。電子はフェルミ粒子なので、金属内部の自由電子であっても半導体同様に状態数は限定され、それ以上の電子は入れない。従って、導線のもう一方の端である電圧源の正極(端子b)から電子が叩き出され、このときbとaの間を”変位電流”が流れる」 抵抗ρの電子が伝導電子としてそのまま正極に行くのではなく、導線の中を変位電流が流れると言う、妙な結論になりました。換言すれば、トコロテン式に電子が押し出される、となりますか。 これで物理的におかしな所はございませんでしょうか?物性に詳しい方のご回答をお待ちしております。
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- kenojisan
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回答No.8
お礼
分布定数線路や過渡現象をこんな所で持ち出すのはナンセンスでしょう。線路長などここでは本質的なファクターであるとは考えられません(どうしてレッヘル線の類をここで議論せねばならないのかわかりません)し、少なくとも回路理論の領域ではスタティックな範囲内で十分議論は可能なんですから、古典論で十分だと思います。電流0の状態からいきなり有限の電流にステップするのですから確かにフーリエ成分にはGHzとやらの電流もあるでしょうけれども、残留インダクタンスや分布容量とともに無視できるオーダーなので、そんなことを言うのは時間のムダでしょう。それよりもなぜそれで合っているのか、そして量子論がそこでどのように展開されるのか、のほうが知りたいです。 ご回答ありがとうございました。