• ベストアンサー

一点透視法と二点透視法

絵を立体的に見せる(遠近感を出す)方法として 一点透視法と二点透視法というのがあります。 (三点もありますか。そうですか。) これは人間の見え方が複数種類あるってことですか? 良く表現できませんが、 実際に見えているのは一点透視法的なもの? または二点透視法的なもの? それとも単にテクニックであってどちらでもない? 有識者の方、参考情報でもいいので、 教えてください。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#107878
noname#107878
回答No.1

 詳しいご説明や有効な資料の紹介は他の方におまかせするとして、人間の目には対象物が常にX、Y、Zの三軸方向に収束して行く三点透視法的に見えているはずです。つまり、見え方は一種類だけということでしょう。  ただ、対象物が小さい場合や、大きいがはるか遠くにあるような場合といった透視では、本来の三点透視法的な見方であっても、二点透視法的であっても一点透視法的であっても、透視法を用いない三軸すべてがそれぞれ平行なノンパース図法であっても、その四種の方法にさしてめだった差がでないものです。  したがって、二点透視法や一点透視法はあくまでも擬似的な方法であり、デッサンや作図上の利便性や簡易さからといった理由で用いられているといってもいいかと思います。  例えば、手の平の中に納まる大きさである携帯や、手に取ることが出来る大きさである弁当箱やVTRのカセット、こうしたものをレンダリングなどで表現する際には透視によって生じる遠近感(パースペクティヴ)はごく少ないもので、せいぜい一点法か、あるいはまったく透視図法を用いなくてもほとんど実物らしく表現出来ます。 しかし、中層のマンションの完成予想図などといった場合には、どうしても南北方向にも東西方向にもパースが必要になりますが、高さ方向だけは垂直線だけで構成して表現してもほとんど不自然さは感じません。これが二点法。  ところが、これが超高層ビルなどになりますと、南北方向と東西方向はもちろん、下から見上げた感じで表現するにはどうしても上階に行くほど細く表現しなくては不自然になります。これが三点法。  つまり、人間の見え方が複数種類あるのではなく、見えたものをデッサンや作図などによって表現する際に、より簡易に、そして視覚に忠実に、表現する方法として数種類の作図法があり、必要に応じて使い分けられるということだと思います。

da00774422
質問者

お礼

早い回答をありがとうございます。 見え方は一種類なんですね。 人間が三次元を表現する方法としての手法ということだと理解できました。 何でこんなに物知り(あまり最近使わないですかね)なんですか??

その他の回答 (2)

  • simoyama
  • ベストアンサー率27% (118/432)
回答No.3

簡単に説明します。何か四角い箱(ティッシュペーパーの箱など)を何か用意してください。 それを真横から見たとき、横の面しか見えません。もしその箱の裏に100個の箱を並べても全て最初の箱の後ろに隠れるので見える面積や形は同じです。その箱が透明なプラスチックであったら真ん中の点に向かって小さくなっていくように見えるイメージできます。これが1点透視です。 次に最初の箱の左に100個箱を並べ、角度を45度右側から見ると左右に細くなりながらひし形のような形に見えるのがイメージできます。これが2点透視です。 最後にその2点透視まま中央の箱の下に100個の箱を並べます。それを45度上から見下ろします。そうするとYの字形に箱が並びベンツのマークのように先に向かって細くなっていくように見えるのがイメージできます。これが3点透視です。 本当はなんでも立体(3点透視)なのですが角度によって1点や2点に省略しても問題がない場合があるということです。

da00774422
質問者

お礼

早い回答をありがとうございます。 本当は3点透視なんですね。 その省略形が一点透視や二点透視。 すごく良く理解できました!

  • liar_adan
  • ベストアンサー率48% (730/1515)
回答No.2

>それとも単にテクニックであってどちらでもない? そうです。透視法は便宜的なものです。 人間の目は、「角度で」見るようになっています。 目を中心にすると、周囲の物体は、「ボールの内側に張り付いた」ように見えるはずです。本来は。 いちどに見える範囲が狭いので、 平面に描き写すことができるように思えますが、 厳密にはできません。 無理にやれば、変に曲がった線を描くようなことになってしまいます。 目の前に無限の長さの塀があると考えてみてください。 左側を見ると、はるか向こうの塀は一点に収束しています。 右側も同じです。 つまり、極端に言えば、塀の形は木の葉を倒したような形で見えるはずです。 ですが、「まっすぐな建造物」を描くとすれば、 絵の中でも輪郭線をまっすぐに描くのが常識的な方法でしょう。 厳密に数学的にはそれは無理なのですが、 方便として、透視法が存在します。

da00774422
質問者

お礼

早い回答をありがとうございます。 >「ボールの内側に張り付いた」ように見えるはずです。本来は。 そうですよね。 目で見ているわけですもんね。 脳が理解しやすいように翻訳しているのかもしれませんね。 「絵」も「文字」と同様に記号化なんですね。

関連するQ&A