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日本の英語の元締めは文部科学省?
いつもお世話になります。 1.普通に考えると、大学入試にもっとも大きな影響力を持つのは、旧帝大をはじめとする旧国立大学(現独立行政法人)だと思うのですが、 それらの旧国立大学が入試に率先して「受験英語」を使い続けたのですか? 2.文部科学省の指導要領や検定のことをまったく知らないのですが、いろいろ詳細を指示が出されるようですが、 今ではほとんど使われないような英語は指導要領や教科書検定で必須事項とされてきたのですか? それとも大学入試、高校入試で必要なために、仕方なく教えられているのですか?
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1.それらの旧国立大学が入試に率先して「受験英語」を使い続けたのですか? その通りです。 2.今ではほとんど使われないような英語は指導要領や教科書検定で必須事項とされてきたのですか? それとも大学入試、高校入試で必要なために、仕方なく教えられているのですか? 高校入試は、ともかくとして学習指導要領が定められているのは小中高までです。過去の学習指導要領が全て掲載されているサイトがありますので、見てもらいたいのですが、何も難しいことは書いてありません。 それとは別に、大学は、自分の裁量でどのような入試問題も作成してよいこととなっています。勿論、入試問題作成委員会が大学内にあり、そこで充分な検討は行われているはずですが、師の教えを遵守する教授連中が、そのような入試問題の作成に関与していたのですから、今ではほとんど使われないような英語が頻出するのは当然と言えば当然のことです。 結論として、大学入試で必要なために、仕方なく教えられているということになります。
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- taked4700
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直接的なお答えになっていませんが、多分、求めるところは同じなので、書かせてください。 1.日本の英語教育があまり実のあがらないものになってしまったのは、個々の教員のせいというよりも、行政そのものの責任である。なぜならば、自然な英語を学ぶと言うよりも、英米で書かれた文法書を丸暗記するような勉強が強いられ、生きた感覚がまったく教えられてきていないから。 2.しかし、英米で出版されているESLの教科書を見ると、在英米が前提となっていて、日常使用言語をいかに身につけるかに重点が置かれている。これは、日本での漢字教育に似ていて、系統だった学習と言うよりは、ともかくどんどん英語のシャワーを浴びればいいという考えに基づくものだ。 3.つまり、本来外国語として英語を学ぶ際に必要な、母国語と英語の差異が何であるかを明らかにし、それをいかに埋めるかということについては、米国内でも、ほとんど対策が採られていない。それは、たとえば生成文法において、意味(つまり、一定の状況下での具体的な意味)というものについて、各言語でのその表し方の違いにスポットを当てるような研究がほとんどされてきていないことからも明らかである。 4.事実、東南アジアでの英語学習は、当初英米人を招いて指導を仰いでいたが、その成果があまりに上がらないので、比較的言語構成が似ている日本に英語教育についての声がかかったことさえある。
お礼
いつもありがとうございます。 ESLテキストは、やはりそのようなものなんですね。英英辞書が外国人には不親切なのと同じようなものだと感じてはいましたが。 3、4については興味深いご指摘です。 日常的に英語を練習できるESLはともかく、EFLの場合は、母国語との違いを分析して埋める努力はその言語使用者の方がやらなければならない、つまり、日本人言語研究者の目標はそこに絞られるべきだったのかもしれません。ESLとEFLのギャップを埋める努力についてはまだまだこれからにも見えます。今後、素晴らしい手法が生まれるかもしれませんね。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。よくわかりました。