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株を発行する理由
初歩的な質問とは思いましたが株の入門書を見ても分かりませんでした。 株式というのは、資金を調達するために発行するんですよね?なのに何で過半数を取得されたら経営権をとられてしまうんですか? それだと怖くて50.1%以上は手元に置いておかなくてはいけないことに なりませんか? そこの所がどうしても分かりません。 どうか詳しい方 ご教授くださいませ
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資金を調達するだけなら、株を発行せず社債を発行したり銀行から融資してもらえばいいのです。 ただし、社債にしろ融資にしろ後で必ず利息をつけて返さなければなりません。 株なら、極論で言えば売りっぱなしでお金を返す必要がない。ただし、代わりに経営に口を出される。 ですから、融資と株式発行の利点と欠点を両天秤にかけて、多くの会社は株式発行を選択するわけです。
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- lucari
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結論から言うと1つの株式に対して1つの議決権がついているからです。 株式会社では、年に一度株主総会という株主が集まって会社に関する重大なことを決定する会議が行なわれます。この会議において、10%の株を持っている人は、10%の議決権を持っています。 つまり、Aという会社の発行済の株の総数が100株だとします。そして株主が全員で3人だったとして、Bさんが51株を所有し、Cさんが19株Dさんが30株持っていたとします。そして、ある重大な案が、株主総会で提案され、CさんとDさんが賛成しBさんが反対したとします。株主総会では、多数決で決定されますので、普通に行くとこの案は2対1で賛成になるのですが、この場合は、反対になります。 というのも、Bさんは51株持っているので、51個の議決権を持っています。言い換えれば、Bさんは、会議すべての案に対して51票投じることができるのです。しかしCさんやDさんは、人数的に有利でも持っている議決権(票)が2人合わせて49票なので、Bさんの反対票51票にとどかず多数決で負けてしまいます。 このように過半数、株を持っているイコール、過半数の議決権を持っているので、多数決で行なわれる株主総会では絶対に自分の考えが通るということです。 また、過半数の株を他人に所有され支配されるのが嫌な会社は、そもそも上場しません。
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ありがとうございます
- grindcore
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資金を出してくれた人に、経営に口出しする権利を与えるのです。(株式に議決権を付与する) 「金だけ出さして、後はご自由に」ってわけにはいかないでしょう? ですから、株主総会という場で、会社の重大な方針に口を出す権利を与えているのです。 50.1%を手元に置く(創業者が持つとしましょう。)ということは、 その創業者が50.1%分の出資をしなければいけないと言うことになります。 これでは、資金調達の手段として機能しませんね。 因みに、買収を警戒して上場していない大企業もあります。 (そのほか、上場すると会社の内部事情を公にしないといけなくなるから、と言う理由もありますが。)
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ありがとうございます
- inu2
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株式会社は社長でも役員のものでもありません、株主のものなのです 株主=会社に金を出してくれた人です 株はその企業にお金を出したという証です。 金を出したら口も出していいという権利もついてきます 例えばあなたが店を出したい1000万かかる、けどお金がない 友人が100万円をしてくれました 残り900万は自腹だとします 900万を出したあなたが社長ですけど、株式会社は社長のものではありません株主のものです。 ですから900万だした人 この場合は社長ではなく株主として90%はあなたの会社 ということができます。 100万も金を出してくれた友人にだってそのお店の経営について10%分の意見を言う権利はありますよね 金だけもらっておいて友人には「経営に口出すな」では道理が通りません 例えばA社の50%を超える株を取得した人(企業)が、 「A社の今の社長がダメだから新しい社長にする!」 という意見が出たとします 1株1票と考えてください 50%を超えて取得した場合は過半数以上の賛成を得られるわけですから事実上経営権を買収した事になります こわけりゃ株を上場しなければ良いだけです 実際に優良企業でも株式を上場していない企業もたくさんあります
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ありがとうございます >>1株1票と考えてください 50%を超えて取得した場合は過半数以上の賛成を得られるわけですから事実上経営権を買収した事になります 合点がいきました
- y_hisakata
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株は資金を調達するために発行するわけですが、 株を買った人にしてみれば、自分の貴重な 財産を出資したわけですから、 「カネ出したんだから出したカネに見合うぶん、 自分にも経営に口出しさせてよ」というわけです。 50%までいかなくても、大口の株主になれば、 会社=自分の財産 なわけですから、「間違った経営判断されて 万が一にも会社をつぶされちゃこまる。 なるべく大きな利益を株主に寄越すような 経営判断をしろ」と会社に迫れるわけです。 そこで、経営陣に役員を送り込んだりも できるようになるし、重大な議題に関しては 拒否権も発動できます。 で、株式会社というのは、経営者のものでは なく、「株主全員の共有財産」なんです。 社長といえど、株の保有が少なければ、 「あんたには会社の経営を任せているだけ。 会社は株主のもの」と言われるわけです。 でも、社長が51%以上の株をひん握るという ことは、社長自らが相当の大金持ちでなくては できません。会社を大きくするためには、 経営陣の持ち株比率がどうしても減ってしまうの です。 ですから、社員に持ち株を勧めたり、 裏切らないであろう人(会社)に株を売ったり するわけですが、株式市場に出した株と言うのは 誰それに買わせる、という指名ができません。 信用できるはずの人が、こっそり株を売ったり、 あるいは市場に出してしまったりすると、それを 買い集めて50%以上に取りまとめる人がいるわけ です。 株式の50%以上を持っている、ということは、 会社の資本の半分以上が自分のもの、というわけで、 もちろん残り半分近くの権利は他人が持っていますが、「もっとも強く会社の運営について発言力を 持つ人」となり、乗っ取りが成立してしまう わけです。
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ありがとうございます >>「カネ出したんだから出したカネに見合うぶん、 自分にも経営に口出しさせてよ」というわけです。 良くわかりました
原則として、株主は出資している金額に応じて、経営に口出しする権利があります。 テレビで株主総会のニュースなどご覧になったことがありますよね。 だれが役員(社長など)になるかといった、会社の経営に関する重要な事柄は、この株主総会で決められます。 たくさんお金を出している人はたくさん口出しできますから、「Aさんが社長になるのはいやだ」とか「わたしの知り合いのBさんを社長にしろ」とか、いうことができるのです。 そういうことをされるのがいやな会社は、親戚や知人だけに出資してもらうようにしています。証券取引所などに上場していないので、ふつうの人がその会社の株を買うことはできません。 こんな説明でわかるでしょうか。
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ありがとうございます そういえば以前勤めていた会社も 身内だけで株を持ち合っていました
- PCFREAK
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株主総会って聞いた事ありますか? そこでの議決権は保有株主が持ち、1株(または1単元株株)=1票になります。 ですので過半数を取得すると総会で議決を決定できる権限を持ちます。 株主総会は経営の最高意志決定機関ですので、企業方針の変更も当然出来ますし、社長を初め役員の選任も自由に出来てしまいます。 ですので、経営権を実質掌握する事が出来るのです。 >それだと怖くて50.1%以上は手元に置いておかなくてはいけないことに なりませんか? 自社株の半分以上を取得するのは大変な資金力が必要です。もともと資金を調達する為に株式を発行するのですから、半分の株式を自社保有出来るならば、株式を発行する意味がないです。(だったら自社株購入資金を運転資金に回した方がマシ)
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ありがとうございます 議決権が発生するわけですね
お礼
ありがとうございます >>融資と株式発行の利点と欠点を両天秤にかけて、多くの会社は株式発行を選択するわけです。 とてもよく分かりました