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ソフトウェア技術者40歳年齢限界説は本当?
WEBディレクターをしている者です。 最近ネットで首記のような記事を見ました。 http://www.jil.go.jp/mm/cl/20000927/20000927a.html 以下、一部引用です。 『 情報処理技術者の仕事を続けられる年齢の限界には、「40歳」をあげる人が26.9%と最も多く、次いで多い「45歳」20.2%と合わせると「40~45歳」と答えた人が47.1%にのぼる。また、「35歳」とした人も15.3%いた。 定年まで続けられないと答えた人の理由は、技術的についていけない」55.4%が半数を超え圧倒的に多い。』 このアンケートは、ソフトウエア業や情報処理サービス業の企業111社、労働者766人の回答をまとめたものだそうです。 この記事に関して、現役や過去を問わずSEやプログラマーの仕事をされている(いた)方はどのように思われますか。 また、現にSEやプログラマーをされている方で、定年後や老後の為に、何か違う分野のスキル習得に取り組んでおられる方はおられますでしょうか。 当方の仕事柄、私の友人や周りにもSEやプログラマーはいるのですが、なかなかこうした踏み込んだ問題は聞きにくいので、よろしくお願いします。
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参考URLが近いのでリンク貼りました。 <あとSE10年の私の所感> 記事の統計は様々な事がごっちゃになっているので一概に言えないと思いました。 ○大企業・中堅のシステム開発会社の場合と零細・中小企業の場合では異なり、記事は後者が近いと思いました。 ○産業の成熟と共に、ピラミッドの底辺にあたる労働条件が悪くなったり、人件費の安い海外に外注して空洞化が起きたり、とマクロ的な事も影響していると思います。 ○技術的についていけない傾向は他の業界よりは強いのは確かにありますね。変化のスピードが桁違いですから、電子機器設計技術者よりも辛いのは確かだと思います。でも、程度の差はあれど「年を取ってついて変化についていけなくなる」のは他の業界にもあり、人それぞれ対策を講じていると事が見受けられると思います。 ○変化のスピードはここ2,3年ではスピードは大分落ちましたが記事の2000年は丁度一番速かった頃ではないでしょうか。 ○大企業・中堅企業では定年よりももっと前20歳後半から、技術以外にも+αの能力(業務知識・管理能力等)を付けていく事を考えるのが一般的です。 ○老後は、再雇用制度等を利用して実力でというよりは社会のセキュリティネットに依存したり、NPO法人等のセカンドライフの模索をするのではないでしょうか。これはSEに限らず、建築や機械設計や営業など、65歳過ぎにとって肉体的にきつい仕事であれば全て同じではないでしょうか。 <補足> No.1さんの状況もよく見られました。 ただ、これには「技術的についていけない」以外にIT産業自体の特性が大きいのもあると思いました。 ○ソフトベンダー(Microsoft等)は計画的陳腐化を年単位でしかけてくるので、SEは対応できても会社として責任を取れないので取り扱えないという事がよくありました。 ○またシステム会社はソフトベンダーの計画的陳腐化に歩調を合わせた方が儲かるので、どんどん古いのは扱うのを止めて「新しいのに作り変えませんか」というセールストークをする事も少なくありませんでした。 ○その計画的陳腐化の中では毎回新しい案件を扱う毎に新しい事に手をつけます。そして、ソフトウェア自体(MS、IBM自体)がバグだらけです。その中でSE達はできる限り頑張るのですがシステムとしての不具合も出してしまうという状況が何度も繰り返されました。 ○SE・プログラマーは離職率の高い分野で、一度頼んだ人が少し経つと会社を辞めていたというのは多かったです。「技術的についていけなくなった」というよりは他の会社で第一線で働いています。丁度、転職コンサルタント(これも離職率高い)がすぐ居なくなるのと同じだと思います。 ○海外の単価が安いのは実は10年も20年も前からでした。でも、産業の成熟と共に、発展途上国がITに力を入れてプログラマーが増え、また、海外に外注するビジネスモデルが徐々に普及してきて今は当たり前になったという事と思います。実際、早い企業なら10年前からインドを使っていました。システム会社は海外なら安いのを知りつつ国内の高いSEを売りつけていたという感じでしょうか。
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- abekkan
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40歳のSEです。プロジェクトリーダー的な仕事をしてます。 会社の方針としては、ある程度の歳になったら技術的なツボだけ抑えて、実作業は単価の安い若手や外注にやらせるようにしています。単価の高いベテランに実作業をさせるともとが取れません。 私個人としては、以前は新しい技術を覚えることを楽しいと感じていましたが、最近ではちょっと飽きてきたのか (楽しさ)<(めんどくささ) と感じられ、技術的な細かいところは若手に任せてしまえって気持ちになってきました。で自分はプロジェクトマネージャー職をめざすことにしました。下記URLの意見も参考にしました。
お礼
abekkanさん、回答ありがとうございました。 また、お礼の返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。 参考URLの記事も含めて、非常に参考になりました。 確かに、実作業からマネージメントにシフトしていくのは、WEBの世界でも基本的に同じですね。 私もディレクターをしているので、自分のキャリアを再考する上で参考になりました。 ありがとうございました。
私は、SEでもプログラマーの立場では、ありません。で、話は、ボツなのかもしれませんが、CP/M80、CP/M86、F-basic、MS-DOS、WINDOUW3.1.WINDOWS95.。。。現在の携帯電話への緊急自動メール配信やGPS車両補足システム、VPNトンネル構築、PC遠隔操作システムと、システムを発注したり、自分で構築してきたりしました。で、いつも、一度お願いしたSEさんが、社内業務の実態を知っているから、次もお願いしたいと言うと、辞めてしまっていないとか、次のOSは、全く解からないので、とか、今度は、ネットワークなど、経験の必要なものは無理。あるいは、次の技術は**さんの特許の部分を使わないと家は代理店使用契約が無いので、駄目など、業務、事業は、何十年も当方は、変わらないのですから、同じSEさんに、お願いしたくても、お願いできる仕事は、まあ3年間が限度でした。よって、次から次へと、変わらざるを得ないし、同じバッチ作業も新しいプログラムが作成方法が流行るともう、過去のプログラムになってしまうのでした。 で、40歳は、かなり頑張っている方で、眼は老眼になってくるは、男の更年期ではないが、根気は無くなるは。。。で、締め切りがあって、試行錯誤で、プログラムやシステムを構築するのは、無理でしょうし、もう、日本人を使ってはコストに合いません。ですから、現状、システム構築までで、インドなど、若い優秀な人材がいる国へ外注するようになって来ています。 今後、40歳以上で、残れるのは、顧客の業務を聞き取るなど、経験にうら付けされたものとか、日本独特のインフラに起因するシステムとか、WANとかネットワークとかそういう分野と、インドなどに外注するコーディネーターなどで、単一なプログラム作業は、外国勢のコストと技術には、かないませんね。 で、個人でも10年で、3OSくらいまでが限界だし、コスト的にも、外国コストで受注したら、生活できない給料ですし。。。無理だと思います。 もっと、あらゆるシステムの複合化コーディネーターとか特定業務内容の企画書作りとかで、生きていく以外、単純にベースのOSなどや、使えるハード機器の契約期間が、短すぎて、メンテナンスも含めた長い付き合いは、無理なんです。例えば、仕事自身は、MS-DOSのこのソフトで間に合っていても、ソフトメーカー自身が、サポート打ち切りになったり、次のバージョンの新アプリケーションの対応OSが変わっちゃいますし、対応ハードやドライバー、BIOS、あらゆるところが変わるので、自前で、サポートなしで、構築し、修正し、使用しつづけるか、全く別人のSEに、一から頼まざるを得ないのです。 現状は、この技術革新の早さについていけないので、それら新システムをレンタルした方が良いところは、レンタルし、それに、繋げる、旧プログラムや旧アプリケーションとのインターフェースは、自前で作成するというのが、現状でしょうか?とにかく、自分で独学で覚えたころには、もう古いソフトやアプリになっていますので。。。 これが、発注者側の印象で、新しいアプリ操作やプログラム技術は、今、学校を出てきた人に任せないと、締め切りには、間に合わないですね。 で、全体構築能力に欠けるので、銀行システムなど、同じところで、バグっているというのが、現状ではないでしょうか? もう、インド=プログラム外注は、当たり前の世界でしょう。
お礼
aozoraxさん、ご丁寧な回答ありがとうございました。非常に参考になりました。 私も現在、大手メーカー系列のシステム会社のWEB事業部門で、ディレクターとして勤務しているのですが、そこでも中国への本格的なプログラム外注を検討しているところです。 やはり全体的には、この世界に対して厳しい印象が拭えないですね。 お忙しい中本当にありがとうございました。
お礼
lostkidさん、ご丁寧な回答ありがとうございました。 豊富な経験と冷静で広い視野をお持ちのように、お見受けしました。 私自身が、WEB業界から他業界への転身を考えているのですが、いま一度考えさせられる内容でした。 あまり不安がるのも問題かもしれませんね。 lostkidさんのような、バランスの良い視野を持てば、それほど不安がる必要はないのでしょうね。 もっとも、私の場合は性格が心配性なので、そういう意味でこの業界に向いていないのかなと、自分で分析しているのですが。 お忙しい中、ご丁寧に本当にありがとうございました。