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狸の金玉は千畳敷
狸に関したページを見ていてタイトルのような言葉を発見しました。 http://www.shigaraki.org/faq/tanuki.html この5段目にことわざとして挙げられているのですが、 こんなことわざ聞いたことがありません。 ことわざ辞典を引いてみても載っていないようなんです。 どなたかこのことわざの意味や出典元などをご存知ないですか?
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正確には玉でなく袋の方です。 ■タヌキ 狸 ■人間生活との関係■ タヌキは日本の野生生物のなかで、もっとも人間とのつきあいが古いものの一つである。 それは、みるからに愛敬(あいきょう)のある姿が人々に愛されたためといえよう。また、そのずんぐりした体形から、古来タヌキはムジナとかマミとかよばれてアナグマと混称されたり、地方によってはあいまいに使い分けられたりしている。しかし、アナグマの歩行は蹠行(しょこう)性であるのに対し、タヌキはつまさきで歩く指行性である。利用面では、タヌキの毛皮は下毛が多いため、襟巻やコートにも利用されるが、最近はその毛がおもに書道の毛筆の原料として用いられている。 〈北原正宣〉 ■民俗■ タヌキはキツネと同様人を化かす動物とされ、怪談が伝えられているが、タヌキは人に化けても「一声(ひとこえ)おらび」といって一声しか返事ができず、しかも人に化けたタヌキの着物は縞柄(しまがら)が夜目にもはっきりわかるという。他方、人に憑(つ)くともいわれ、タヌキに憑かれるとやたらに大食して腹ばかり膨れ、ついには体が衰弱して命を落とすという。普通は祈祷(きとう)師に頼んでこれを落としてもらうが、佐渡では山伏(やまぶし)に頼むという。また「お四つさん」といって、タヌキに食物を与えて自分の仇敵(きゅうてき)に憑かせることもある。徳島県にはタヌキの話が多く、憑いて困るタヌキを祀(まつ)り込めた洞穴(祠(ほこら))が各地にある。関東の利根(とね)川沿いには、樹の上に登ったタヌキが道行く人に砂や小石を播(ま)きかけるという「砂播狸」の話がある。同じような話は熊本県にもあり、村の娘が山へ薪(まき)をとりに行くと、やぶの中からタヌキが小石をばらばら投げかけ、帰り道には薪の上にのったり、薪を押したりすることがあるという。 伝説もいろいろあるが、相模(さがみ)(神奈川県)から中部地方にかけては鎌倉の建長寺(けんちょうじ)の「狸和尚(おしょう)」が有名である。和尚に化けたタヌキが各地を説教して歩くが、あるとき宿に着くと、イヌが嫌いだといって遠ざけたため、宿の人が障子の陰から見ると和尚の挙動がおかしい。それを見破ったイヌは飛びついてかみ殺してしまうが、この狸和尚が書いたという筆跡がいまも伝えられている。福島県須賀川(すかがわ)地方では、秋に「松明(たいまつ)あかし」という行事を行う。松明の行列でタヌキを追う動作をするこの行事は、昔、落城した城主二階堂家の家臣たちの慰霊の行事であったが、その風習を嫌った新城主の目をはばかり、当時田畑を荒らしたタヌキを追うという名目で慰霊を続けてきたという。 愛知県三河地方では、青年たちが集まって「狸寄せ」というのを行ったという。これは「こっくりさん」「狐(きつね)寄せ」と同様、1人の人を目隠しして周りの者が唱え言をし、その者がしだいに興奮状態になったところで、皆がいろいろと問答してお告げを聞くものである。東京の番町(ばんちょう)には昔「七不思議」というのがあったが、そのうちの一つに、深夜タヌキが腹を打つ太鼓の音が聞こえてくるという「狸囃子(ばやし)」があった。昔話では「カチカチ山」「分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」「狸と田螺(たにし)の走り比べ」「狸の八畳敷」などがよく知られている。〈大藤時彦〉 (C)小学館 http://www1.big.or.jp/~hds/dobutubanashi/tanuki.html http://www.nihombashi.co.jp/menu/heya/gallery/hyosi_a/98_11.html でもこういう質問の専門家とか一般人は分かりますが、「経験者」って!?
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- ismael
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回答者は、専門家、経験者、一般人のどれかを選ばなくてはなりません。 で、経験者だと、八畳敷の経験者ということになりません?
お礼
あ、なるほどそういうことでしたか。 確かに…(^_^;)。最後お越し頂きましてありがとうございました。
お礼
ご回答をありがとうございました。 おや??そういえば2番の方も八畳だとおっしゃってますね。 何故八畳なのか、ご紹介頂いた文献でよく分かりました。 店先のあの狸の置物がどうしてあのような形状なのかや、その創造主についても。 思わぬ知恵を授けて頂きました。
- dulatour
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出典が何かはわかりませんが、 タヌキは人を化かすという民話が良くありますよね その中に、タヌキに化かされて、豪華なご馳走を振る舞われ、ふかふかの敷物だと思っていたら、それがタヌキの金玉の上だった というような民話だが落語だったか、そんな話があります。 タヌキは鉄砲などでねらわれると、失神して、死んだように動かなくなります。猟師が命中したものと思って、近づくと息を吹き返し、逃げてしまうことから、タヌキの死んだ振りとか、タヌキに化かさせたというような民話が生まれたのだと思います。 実施のタヌキは、犬科の動物ですから、特に金玉が大きいわけではありません。タヌキの名誉のために、付け加えておきます。 質問の回答になっていなくて、ごめんなさい。
お礼
ご回答をありがとうございました。 へ~~、そんな民話だか落語だかがあるんですね。知りませんでした。 しかし、「敷物と思った」ということは踏んだ、ということですよね。 踏まれた狸はさぞ痛かったでしょうねぇ。笑
お礼
ご回答をありがとうございました。 なるほど、人間とのつきあいが長い狸だからこそ、色々と伝説や昔話があるんですね。 いずれも興味深く読ませていただきました。 最後の文章は何だろう…?経験者ってどなたのことかしら?