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「アルトっぽい」発声法(長文です)

合唱を大学4年間やっていて、2年たった今もちまちま歌っているものです。 パートはアルト(上)で、パートリーダーもやっていました。 先日、現役の後輩から 「アルトっぽい声ってどうやったらでるんですか?」 と聞かれました。 …私が聞きたいです… どうやら、喉っぽい声派と、ソプラノっぽい浮いた声派に分かれているらしく、その中間くらいで歌いたい、とのことでした。 あるヴォイトレの先生(有名女声合唱団アルト)は、胸で響かせる、とおっしゃっていたのですが、その後ヴォイトレの先生がソプラノの方に変わり、発声法も無理して響かせるのではないナチュラルなものに変わりました。 個人的にはナチュラル発声派(おなかから出して頭から抜ける)なのですが、その発声法に変わってから、ソプラノっぽいアルトが増えてきたように思います(単にソプ声の団員が多かったのかもしれないですが)。 個人的には、アルトっぽい声が求められる時はちょっと喉で歌ってしまいます。 そもそもアルトの声を持つ女性は日本人では珍しい、と聞いたことがあります。 もともとアルトっぽくない声の人がアルトっぽく歌うには、胸に落としたり、喉で押したりはしょうがないのでしょうか? 長文な上に、分かりにくい文章ですみません。よろしくお願いします。

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  • theonti
  • ベストアンサー率29% (239/802)
回答No.1

自分は詩吟をやっている者で、声楽の専門家では有りません。間違っていたらゴメンナサイ。 アルトの主音はD~E、邦楽の壱骨~平調(6~8本)位だと思いますが、6本も8本も沢山います。子供のような10本の人も居ます。男のように4本くらいの人も居ます。 仲間に合唱団に入っている人がいますが、一度歌ってもらいました。歌う時抜ける声を出しているので、声が軽く、細くなってしまいます。詩吟のように重さは必要無いかも知れませんが、合唱も幅・厚み・圧力は必要ではないでしょうか。 頭に抜くんじゃなくて当てる。又は押し付ける(声が重くなります) 胸に落とすんじゃなくて、胸を声で押し広げる。(声に厚みが出ます) 喉は一切意識に入れません。 これだけの事で歌ががらりと変わりました。 ソロでも充分いける声になりました。が、その人曰く「気に入った声にはなったけど、自分だけ目立っちゃうからだめだ」と 専門の先生に習っていらっしゃった人に、わたしが言う事ではないと思いますが、 詩吟も歌もただ、響かせ方が違うだけで、発声方法は同じだと思っています。 仲間には 1・・姿勢は正しく(身体は楽器) 2・・発声を正しく(言葉の意味を語る) 3・・心を正しく(邪念を捨て詩の中の人となれ) 4・・大きな声を出そうと思うな(遠くの人と会話する) 5・・上手く歌おうと思うな(心を語れば充分) 6・・音階を上げようと思うな、下げようと思うな(その高さの読みをする) 7・・息を吸おうと思うな(息は勝手に入ってくる) 8・・文字を読もうと思うな(言葉を語れ) この8ヶ条を何時も言っています。 声の声質・声量・声色は作るものではなく、作られるもの。声は弦に例えて、「太さ・長さ・張力」の使い方で作られると話しています。 ピアノの鍵を見てその高さの声を出すのではなく、中にある弦の音を出す事。例えば太い弦に変えても、張力を上げてやれば同じ音階の音が出ます。が音質は重くなります。短くしても同じ音階は出せますが、音質は変わります。 また、同じ弦であっても響かせる場所でも変える事が出来ます。 重い声質は、お臍の上(2・3cm)のところで声を前方へ押しながら下へ押さえつける様にすれば出ます。しかし、これだけでは詩吟の声に近くなります。あなたの声を直接聞く事が出来ませんので、後は弦の長さや太さ・張力の組み合わせで、あなたの好きな声を探して下さい。 基本的に、母音は子音より下がりますが、意識して母音を更に抑えるように発声すれば、声質は重くなります。

kansou
質問者

お礼

とても分かりやすく、詳しい回答有難うございます。 詩吟の方とはステージでご一緒したこともあり、詩吟も、とてもステキだなあと思っていました。合唱と両方やっている方も多いですよね。 不勉強で本数での数え方が分からないのですが、多いほど音域が高いということでしょうか。 D~E、そうですね、そのあたりが発声法が定まらない音域だと思います。高すぎたりすると、抜かないと歌えないし、低すぎると、落とさずには歌えません。 >頭に抜くんじゃなくて当てる。又は押し付ける(声が重くなります) 言いえて妙だと思います。「押し付ける」だと、合唱向きではないかもしれませんが、当てるという表現は的確だと思います。 >胸に落とすんじゃなくて、胸を声で押し広げる。(声に厚みが出ます) やはり胸の響きは必要なんでしょうか。 胸郭を広げて、そこから声を出すという感覚だと理解しました。 体で覚えるしかないことを言葉で表現するのは難しいですね。 >「気に入った声にはなったけど、自分だけ目立っちゃうからだめだ」 同じような経験がありますが、多分合唱団の声の方がついていってないからだと…思います。あからさまな詩吟声というのならともかく、目立たない声で歌うことが合唱、ではないと思うので。そこは問題ないです。一人一人歌えるようになるのが第一だと思います。 8ヶ条も、私たちもよく言っていることとまったく同じです。 でもやはり、こうやって箇条書きにすると目指すものが明確になってとてもよいと思います。 なんとなく感覚でつかんできたことを、うまく言葉に表していただけて、とてもありがたいです。 後輩にめちゃめちゃ基本的な質問をされてとまどってしまった私自身も、更に身を引き締めないとな、と実感しました。 もう少し、他の方々からの意見をお待ちしています。

その他の回答 (1)

  • sisask
  • ベストアンサー率36% (32/88)
回答No.2

難儀な問題ですね。 まず、ソプラノ→「浮いた」    アルト →「胸に落とした」 という概念は危険だと思います。 ソプラノも安定感ある声の土台をもってうたうべきですし、 アルトも上の響きをとらえてうたうべきです。 まずは、どんなパートであろうと土台をしっかりと築くべきでしょう。 ヴォイトレ先生も「無理して響かせろ」と言いたかったわけじゃない筈です。 横隔膜および腹斜筋の活発な運動、それと喉の開放によって、 まずは「豊かでスケールの大きな発声」を獲得し、 発声の土台づくりとすべきです。 練習の詳細については下記URLに本を添付しますが、 確かなトレーナーさんなくしては有効に使えないかも知れません。 ごらんになる際は注意なさってください。 まず、意識のうえで留意すべきは以下だと思います。 ・「アルトっぽい声=胸に落とした声」ではない。 ・「太い声、重い声」を小手先でつくる意識を捨て、スケール大きく体を使うよう心がける。 ・「らしい声」でなく「のびのびした、ぎこちなさの無い声」を目指す。 ・声質やパートの個性は後からついてくるもの。 ・無理にどこかへ押し付ける発声は、ハーモニー作りの障害になる危険も大きい。 ・声質は肉体的要素以外にも、表現能力による部分が大きい。  (どのように歌うか、どのように語るかを追求することも   「その場面で最適な声」を求める上で有効) 実際に声をどうこうできない文章の場でありますので、 確かなトレーナーさんのもと勉強されるのが最適かと思います。 「日本人はアルトの声を持つ人が少ない」 しばしば聞く説です。ひょっとしたらそうなのかもしれません。 しかしながら、 胸に落としたり喉で押したりというのは、 決して、よい結果に近づく手法というわけではないと思います。 いわば「邪道」というものでしょう。  

参考URL:
https://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9971258811
kansou
質問者

お礼

このように古い質問にお答えいただき有難うございます。 私の言い方がまずくて申し訳ありません。 ソプラノの声が浮いているとはおもっていませんし、よしとするアルトの声が胸に落ちているわけではありません。そういう声になってしまって困っているということです。 発声の土台作りはやはり重要だと思います。 「基本をしっかりすること」とはよく言うし意識するのですが、やはり基本的な発声がまだ身についていないのでしょう。 小手先でそれっぽい声を出すことは、曲の中でどうしても必要であればそれも可だと思うのですが、 やはり歌を歌っていく上ではそれだけでは意味がないですね。 それを「発声」でなく「表現能力」という点で考えると確かに必要だと合点がいきました。その時その時に応用がきくものですね。それが高いかどうかというのは大きいと思います。 高めるのは難しそうですが… 本の方は、手にする機会があれば参考にしてみたいと思います。 どうもありがとうございました。

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