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働きマンのコトバ??★ゲラって何ですか??
こんにちわ。 みなさん「働きマン」ってご存知ですか? モーニングって雑誌に載っているモヨコ氏の傑作です。 私は主人公の働きぶりに惚れまくりで毎回楽しみに読んでますが少々漫画に出てくる言葉でわからないことがあります。 1「何それ?ゲラ??」 記者に主人公が原稿を渡したときに言われた言葉です。 書きかけの原稿って意味と受け取ってもいいのでしょうか? 2校了 雑誌に載せる文章を書いていて「もうすぐ校了です!」っていっています。書きあがるって事でしょうか? 3現実 実際出版の業界はあの漫画のようなものなのでしょうか? 背景を知りたいです。 出版、編集の作業も面白そうだとか大変そうだとか毎回楽しみに見ています。 回答よろしくお願い致します。
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一応ライティングの仕事をやってます。 ほとんど答えが出てるようですが、実際どうか、に関して(^^。 ちなみに月刊誌です。 ウチの場合「校了日」というものが決まっていて、 編集さんが赤字のつけあわせなど最終段階のチェックを ちょっとおえらいさんとやって、「校了」としてます。 私はライティングなので、仕上げたものを編集さんに渡して 校了は担当編集さんにしてもらってますね。 校了って言葉は一般の読者にはわからないので、 エディターメッセージなんかで読者に対して言う時は 「締め切りの日に」とか言いますね。 印刷所に送る手前では最終的な締め切りには違いないので。 実際はレイアウト入れがいつまで、とか、いろんな締め切りがあるわけですが。 漫画の方は読んだことないのでわかりませんが、 今は植字とか使わず、文字入れもレイアウトも Macで行えますので(DTP)、 No.3さんの言うとおり、ちょっと古い言い方…本来とはちょっと違った意味のことに なっている点はあると思います。 植字じゃないのに「誤植」とか言いますよね。
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- nidonen
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「働きマン」、私も大好きで、単行本も持っています(^_^)。 1. 本来は、原稿を活字に組んで印刷したもののことを指します。 最初に出るものを「初校」、2回目に出るものを「再校」、最終的な ものを「念校」と呼びます。一般的にゲラの段階では写真やイラスト は入ってなく、ごく簡単な罫線や文字だけが入っています。ただ、 本によって流れは異なるので、写真まで入ったゲラもあります。 ただご質問のシーンでは、いま手元に単行本がないので実際の ところはわからないのですが、おそらくゲラを渡したのではない はずです。このシーンではたぶん、手直しをする前の第一稿とい う意味で使っているのではないかと思います。 上記の用法は本来の意味とは異なりますが、編集部( もしくは 出版社 )によってはその意味で使っているところもあります。 編集用語や校正用語には出版社ごとの方言があり、本来の用法と 違う使い方をしていることも少なくないのです。 2. これはたぶん、「 もう書きあがります 」、もしくは「 もう 締め切りです 」という意味で使っているはずです。本来なら、 ゲラの赤字チェックなどが終了し、これ以上直すところはないと いう状態で印刷所に戻すことが「校了」なのですが、おそらく 働きマンでは締め切りと同様の意味で使っているのでしょう。 3. あの主人公は、編集者というよりは記者として描かれていま すね。そういう意味では、一般的な出版業界の姿とは少し離れて います。別に間違っているという意味ではなく、主人公の仕事が 少し特殊だということです。出版業界の現場はもっと地味ですよ。 取材もありますが、むしろ原稿チェックやラフ描き( 誌面の雛形 づくり )、企画会議などに多くの時間を割かれます。ただ、出版 業界を描いた他のマンガに比べれば、はるかにリアリティーがあ ります。少なくても「 そんなのねえよ 」と思うシーンはほとんど ないです。たとえば「 編集王 」よりはずっと現実に即しています。
お礼
あ!仲間ですね!!あの漫画毎週やってほしいですよね! とても参考になりました。 ありがとうございました。
- ginman
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少し、うんちくを。 昔は、文字の印刷は活字を一本一本組んでいました。この活字を組む枠ベースをゲラといいます。英語でGALLEY。これを印刷の本場ドイツで、「ゲラ」と発音します。 このゲラのついたままで試し刷りをします。これが校正刷りです。文字の間違いを探しながら、二校、三校と出していました。 今はほとんどオフセット印刷ですが、この名残りで校正刷りを出すことを「ゲラを出す」といいますが、若い人にはほとんど死語です。 印刷は制作ラインがいろいろですから職場によっては使います。 最近は、DTP(パソコンでのデザイン)ですから、プリンターの出力で校正するのがほとんどです。最後に印刷機によるカラー調整をみるため、色校正刷りを出します。 →「色校を出す」 この校正紙にクライアントからの「校了」サインをもらい、この校正刷りに忠実に本機印刷となります。実際は校正印刷機と量産の印刷機が違うため問題が発生する場合もあります。 時間がなくて、「校了」とならない時や、少しの修正は、責任校了「責了」とします。これは、修正点を承りました、校正刷りを出しませんが、こちら(印刷所)で責任を持って印刷します。という意味です。 アメリカ式に「PROOFを出す」と言ういい方もあります。 最近もっとこまったことに CTP(Computer to Press)という、製版なしでダイレクト刷版の印刷方式が急速に広まって来ています。 この場合は、簡易校正で済ませ、印刷機まかせでデータ通りに印刷します。 >「もうすぐ校了です!」 これは文字校正でしょう。誤字脱字版権など文章のチェックします。
お礼
ドイツ語だったんですね! とても参考になりました!!
- shinkun0114
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原稿を出版社に渡すと、実際に印刷されるような形に レイアウトして印刷されたものが執筆者に送られてきます。 これが「ゲラ」です。 ゲラは、とりあえず形にしてみたという「叩き台」のような もので、これに赤書きで校正をくわえていきます。 校了は文字通り「校正」が「完了」することで、 ゲラの修正が完了した状態を言います。
お礼
回答のおかげでイメージが固まりました。 ありがとうございました!!
編集者ではないですが、印刷(PDF部門)で働いたことがあります。 「ゲラ」は、本当の意味はわかりませんが、原稿の下書きのような?最初の原稿みたいなものを指していると思います。よく「ゲラ出力して」とか言われた時は、その原稿の下書きというか、最初の出来あがりの状態?と思っていました。右脳の判断なので本当か微妙ですが。 「校了」とは、原稿の完全なもの、のことと思います。原稿は何度か直していきます。それを「校正」と言います。最初の直しを「初校」次を「二校」そのまた次を「三校」と言います。訂正箇所を「赤字」と呼んで(私の居た会社では)いまして、二校、三校になるにつれ、赤字は減ります。印刷してもokの状態になって「校了」になるのだと思います。 編集者ではないし、その漫画を読んでいないので、実際そんな感じの社内なのかは分かりませんが、多分そいういった経験がある漫画家さんなのか、またはそういった場所を漫画家さんが見学して調査して書いていると思いますので、ほぼそんな感じなのではないかと思います。
お礼
印刷側の人なんですね! 最近、編集について興味がわき質問させていただきました。 ありがとうございました!
補足
ありがとうございます! おかげでより理解が深まりました。 雑誌の校了までがとても気になり始めました。 まず企画会議→決定した企画の記者は取材。編集はレイアウトを決める。→校了 とこんな感じでしょうか?? もしよかったらそのあたりも少し聞かせてもらえませんか?