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構造物の設計について

 橋や擁壁などを設計するときに大きさや厚さ,鉄筋量などはどうやって決めているんでしょうか?構造計算によってチェックするんでしょうか?初心者で申し訳ありません。よろしくお願いします

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  • char2nd
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回答No.1

 まず標準的な部材厚や鉄筋量などが設定されている「標準図集」というのがあり、これを元に構造計算により、基礎地盤や背面土砂の土質、載荷条件などを設定し、規準等により定められた安全率を満たすように各諸元を定めていきます。  又、構造物の規模に応じて地震時の検討を行います(擁壁の場合だと高さ8m以上が対象)。  基礎に関する検討も同時に行います。地盤が弱い場合は、しかるべき対策を採る様にし、その工法についても現場条件やコストなどの面から検討します。  設計に用いる規準は、その構造物を設置する場所や維持管理する機関により若干違います。たとえば、道路用の擁壁だと「道路土工 擁壁工指針」ですが、宅地用の場合は「宅地造成等規制法施行令」になります。宅地用の方が規準が厳しいです。  ただし、規模の小さいものの場合は、特に構造計算を行わず、標準図集を元に設定することもあります(重力式擁壁など)。又、ある程度の規模以下の擁壁やボックスカルバートだと、道路用でも宅地用でも工場製品を使うことが多く、その場合はメーカーの構造計算書を報告書に添付することになります。  橋梁については、規模の大小に関わらず、構造計算はします(橋台は必ず現場打ちになるため)。

その他の回答 (1)

回答No.2

ANo.1の方がおっしゃってる事で、ほとんど網羅されていると思いますが、鉄道構造物の場合でしたら、標準図集と言われるものはなく、その都度計画するのが一般的となっています。 擁壁を例に取ると、天端部分の幅は、ガードレールやフェンスの設置を考慮し、300~400mmの幅を最小とします。 付け根の部分は、土圧を主とした荷重による断面力を算定し、応力度計算で厚さを決定します。 よって、背面側の構造は斜に設定することになりますが、現在は施工性を考慮し、壁付け根の部材厚さをそのまま変えずに、計画する事が多くなっています。 また、鉄道構造物の場合、橋梁および擁壁は耐震設計によって形状が決定します。

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