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電気機器の端子部温度上昇と接続電線について

IEC/EN規格では端子部の温度上昇限度値を65°K(例:すずメッキの銅)と規定してありますがこれは周囲温度を40℃とした場合、端子部は105℃になるということと思われるのですが、この場合そこに接続する電線には105℃の仕様のものを使わなければいけないということになるのでしょうか? IEC電線は一般的に70℃という認識があるのですがこの関係をどのように考えたらよいのでしょうか? よろしくお願い致します。

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回答No.1

難しい問題ですね。屋外の機器では外気温を周囲温度とすると、もっと温度が上がります・・・・・ JISでも器具の温度上昇限度と電線類は昔から不整合です。 (付属品はもっと合わない:圧着端子、ビニールキャップ、電線、銅帯、結束バンド、ビニールテープなど・・・) 規格的には整合しないが、現実に差があっても電線がダメになる例は少ないので次の様な方法をとります。 「温度を下げる」 1.器具の定格電流を上げて端子温度を下げる。  ※発熱はI^2RなのでIを1/n倍にすると発熱量は((1/n)^2)倍:温度上昇値は発熱量に比例 2.太いサイズの電線を使って端子温度を下げる。 「周囲温度の考え方を見直す」 1.周囲温度が常時40℃の場合は別ですが、昼夜の気温変動を考えて日平均温度を周囲温度とする。 ※場合によっては年平均温度で考えます) ※許容温度を超えている間は電線の寿命が短くなると考える。(温度上昇による絶縁物の寿命半減説を採用する) ※このとき、電線の最高温が絶縁物の軟化温度又は過熱試験温度程度を超えないように電線サイズを決める。 2.温度試験を実施し導体温度を測定する。 3.端子部分からある程度の長さを耐熱性チューブで被覆する。

ku_man
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。 JISはよく調べませんでしたが、不整合があるとのこと、意外ですね。規格とはそういう点で整合させ、つじつまが合っているはずであり、それがわからないのは読み方、解釈の仕方が悪いと思ってしまうのですがそうではないこともあるんですね。合わせて、いろいろなアドバイスもありがとうございました。

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