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Much better.
ずっとわからなかったことがあります。 映画の中の出かける前のシーンで パパ:(ネクタイを締めてきて)How's this? ママ:Oh, much better. "better" は good, や well の「比較級」と教わったので、 比較する対象があると思いますが、 映画の中でパパはネクタイをとっかえひっかえしていたわけではありません。 ママが言ったのはもしかして 「(ネクタイを締めたから、締めていないあなたより)素敵になったわ」という意味でしょうか? それとも映画には映していないが「これ、さっきのとどう?」みたいな感じで ネクタイを変えて見せに来たシーンなのでしょうか? 上の例では私は"better"は何かとの比較だと思ったわけですが、 文の中に比較級が入っていても、比較の対象がない (つまり意味上で比較しているわけではない) 使い方があれば教えてください。 もしかして「比較級」というネーミングに惑わされていて、 「比較級」というからには何か比較の対象があるはずだ、 と思うことが意味がないことなんでしょうか?
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Gです。 こんにちは。 言葉には言葉としての使い道がありますね。 つまり、状況によってある表現を使うことが多い、だから状況を知ればその意味がどういう意味なのか狭められる、と言うことになります。 つまり、状況によって意味合いが変わると言う知識(これは大切なことですが)、と言う認識からこういう状況だからこういう意味合いだろうと推測ができると言うことです。 ここでのヒントは「映画の中の出かける前のシーン」と言う状況なのですね。 そして、ご主人はネクタイを締め終えてそれに対する奥さんのフィーリングなわけですね。 抱ける前にネクタイを締める、と言う必要性があったわけですね。 それがご主人の希望なのか、奥さんの希望なのか、それとも行くところが関係しているのか、関係なくネクタイを締めたわけです、どこかへいくために。 準備のひとつが終わったわけです。 奥さんとしてのせりふなわけです。 日本人の奥さんだったらどういいますか? much betterと言う表現は、もちろん、前よりもっと良い、と言うことですね。 この前よりも良い、と言う表現を、そのフィーリング以上にこの奥さんは違う表現でもできることを言っていると言うわけです。 (この件は、最近このカテでも書きましたね) この、前より良い、と言うことは、これからいくところの服装として悪くない、私の服装にあっている、ネクタイをつけないでいくより良い、つまり、「それでいいわ」「それならぴったりだわ」「それ以上何もする必要ないわ」etc. で「じゃ、いきましょうか」と言うフィーリングも入っているのではないでしょうか。 つまり、 >文の中に比較級が入っていても、比較の対象がない(つまり意味上で比較しているわけではない)使い方があれば教えてください。 をしている、と言うことになるわけです。 これを感じ取ったrunbiniさんは「英語が分かるようになったな」「学校英語の弱点だな」と感じましたよ。 >もしかして「比較級」というネーミングに惑わされていて、「比較級」というからには何か比較の対象があるはずだ、と思うことが意味がないことなんでしょうか? もちろん意味があることですが、その文章の意味以上に人間はフィーリングをこめることができる、フィーリングをこめているのを聞いたりして自分のものにしているから使う、と言うようなことは毎日起きているはずです。 これもそのひとつと考えていいと思いますよ。 例ですか? お化粧をして自分で満足したときに、満足したぞ!と言うでしょうか。 多分言わないですね。 この満足した、と言うフィーリングを、Wow, I look a lot better. (Thank you!)という表現をすることもあります。 さて、これは、前と比較して、と言うことを重要視した表現でしょうか。 それとも、今のことについていっているのでしょうか。 Oh I like it!と言うことですね。 まったく同じフィーリングを違う表現であらわした、と言うことに過ぎないのです。 何かしてもらってYou are so nice!と言いますね。 これって、感謝の気持ちを表す一つの表現ですね。 自家製の食事を出されて、Wow, it was the best xxxx I ever eaten. 最上級ですね。 本当に最上と言えるものだったのでしょうか。 それともYou are a good cook.と言っているのでしょうか。 これらすべてフィーリングに基づいた、と言う観念を逆の方向から見たフィーリング英語が使える英語を身につけるための心構えなわけです。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- rellita
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比較・・・物同士で比較するだけでなく、状況、状態、感覚など目に見えないものも比較できますので。 (日本語でも同じですよ) ネクタイ締めてみたところ「う~ん!これでずっと良くなったわぁ♪」と妻が言う。自然な会話でしょう。(*^^*)
お礼
"Much better"は文字通りの比較(対象はさておき)の意味で使われているというわけですね。
- toko0503
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再度#2 です。 > 「比較級」というからには何か比較の対象があるはずだ、 と思うことが意味がないことなんでしょうか? いいえ、お考えの通り、比較級というからには、何かと 比較していることには間違いが無いと思いますよ。 ただ、日常会話では、話者同士が比較の対象を暗に分かり合ってる と思われますので、省略しているのだと思います。 こんな文はいかがでしょう? "How is your new job?" "Much better (than before)." 「今度の仕事はどうだい?」 「(前より)ずっといいよ」 お互いに(than before )は言わなくても 通じますよね? 蛇足でしたが書いてみました。
お礼
2度書いてくださってありがとうございます。よくわかりました。 > ただ、日常会話では、話者同士が比較の対象を暗に分かり合ってると思われますので、省略しているのだと思います。 やはり言葉どおり何かを比較しているのですね。
- ohboy729
- ベストアンサー率41% (244/589)
また失笑を買うかもしれませんが、話し言葉は文字面通りでは ないかもしれません。映画の中ではどういう感じでそう言った のでしょうか。その時のママの表情、声のトーン、しぐさから 何かつかめないでしょうか。 Much better ! ( 随分良くなったじゃない!パリッとしてるよ。) Much better . ( だいぶんましね。でもまだまだ。) Much better . ( いいんじゃない。どうでも。 ) など 人の言葉は言い方次第で変わるような気がします。 普通の感覚では You look much better than usual . ( いつもよりよく見える ) とか You look much better with your tie on . ( ネクタイするとずっと男ぶりが上がるね ) という感じなのでしょうけれど。
お礼
ohboy729 さんは自由に思ったことを書いてください。少なくとも私にはとてもためになる回答です。 > Much better ! ( 随分良くなったじゃない!パリッとしてるよ。) こんな表情でした。「あら、素敵だわ」みたいな。 > 人の言葉は言い方次第で変わるような気がします。 本当にこれ、最近では実感しています。Why don't you では語尾上げをすると非難に聞こえたり、などです。 > You look much better than usual . > You look much better with your tie on . 結局は言葉どおり何かと比較しているのですね。そしてそれは普段のネクタイをしていないパパだということで。
- toko0503
- ベストアンサー率36% (886/2437)
こんばんは パパが、How's this?(これはどうだい?) と言った、ということは、この時点で パパ自身がそれ以前の状態(もの)と比較して そう言ったと考えられないでしょうか? それ以前のネクタイか、あるいはネクタイをしない 自分の姿か... 画面にセリフとしては出てこなくても 突然、何の脈絡も無くこう言うとは 考えにくいですよね? なので、much better はそれ以前のパパの何らかの状態と比べて「(前よりは)ずっといいわよ」 となると思います。
お礼
Much better. は言葉どおり何かと比較しているというわけですね。
文脈上、比較の対象が明らかな場合は、than以下を全部省略することがあります。特に会話ではお互いに話の内容が分かっているので省略されます。試験問題では状況が分からない上、文章なので勝手に省略すれば減点されるでしょう。 Father is much busier than I am.→ Father is much busier than I.→ Father is much busier.→Much busier. 映画のネクタイのケースは夫婦の会話ですから、「これどう?」「それいいわよ」的な会話でしょう。夫が何がいいたいか、妻が何を言っているかお互いに意思の疎通が出来ればいいのですから。場合によっては Much betterさえも言わず、うなずいたり、親指を立てたりするかも知れません。
お礼
> 「これどう?」「それいいわよ」 than 以降が省略された比較級の形ではあるけれど、事実上意味的には何も比較していない、ということですね。
お礼
いつもフィーリングの観点から書いてくださってありがとうございます。 ひとつの質問で学校英語とフィーリング英語を両方一度に勉強できます。 > その文章の意味以上に人間はフィーリングをこめることができる、フィーリングをこめているのを聞いたりして自分のものにしているから使う、と言うようなことは毎日起きているはずです。 日本語の挨拶の「今日は」も、庶民が「今日はお寒うございます」などと言っていたか、さかのぼると神殿や宮殿で「今日はコレコレの日です」などと言われていたところから「今日は」が残って挨拶になったとか仮定してみると、「今日は」だけで終わっては意味を成さないのに、現実には挨拶というフィーリングが込められて使われているわけです。"Good morning."も挨拶として使われれば「良い朝」では決してないわけですね。"Much better"も元々は何かとの比較だったのでしょう。厳密には比較と捉えていいけれど、それよりこれが実際どういう意味で使われているかを理解する事が英語の本来の勉強の仕方だということですね。 > Oh I like it! 質問の"Much better"はまさにこれです!今DVDを見ると、日本語字幕は「いいわ」となっていましたが、たしかに「いいわ」と訳すしかない状況だと思います。 フィーリング英語っていいですね。何か「あ、掴んだぞ」と思った瞬間から、試験勉強の類のエネルギーを使う必要が無くなりますし、そのフィーリングを掴んだまま何回か文を読むと(聞くと)細部が理解できてくるんです。学校の勉強は例えれば、反対方向から頂上を目指しているようなもので苦しかったです。今は楽しんで別な道を登っている気がします。