人間は酸素を取り入れて二酸化炭素を吐き出しています。
何故そうなるかというと、人間の体内で燃焼が行われているからです。
火がないのに?と思うかもしれませんが、たとえば使い捨てカイロもやはり燃焼により熱を出していますが火は出ていないように、火を出さない燃焼というものがあります。
(専門的には酸化反応といいます)
さて、燃焼により人間は活動エネルギーを得ているのですが、そのままではどんどん人間の体は熱くなります。
一方人間の体を形作るたんぱく質などは熱に弱いので、人間の場合大体37度程度に保つ必要があります。
それより高いとたんぱく質などが壊れます。一方低すぎても、人間の体の動きをつかさどる化学反応が適温以下になるのでやはり生きていけなくなります。
大体人間の燃焼活動では100W程度の発熱を常時しているので、その100Wの熱を逃がし続けなければ体温が上がって大変なことになるわけです。
さて、人間の体温を一定にするにはどうすればよいのか。熱というの物は温度差があればあるほど逃がしやすくなります。つまり100℃のお湯を冷やす場合、室温で冷やすより冷凍庫に入れた方が早く冷えます(冷凍庫に負担がかかりますが)
そこで問題になるのが室温です。室温が高いほど温度差が小さく、逃がせる熱量が少なくなるので暑く感じ、温度差が大きすぎると今度は寒く感じます。
人間は汗をかき、その汗が蒸発するときに気化熱という熱を奪ってくれることで体温を落とす機能があります。そのため、湿度が低い方が体温を落としやすく、湿度が高いと落としにくくなります。
不快指数という数字はこの温度だけでなく、湿度も含めてあらわした数値で、言い換えると人間の体の熱を逃がしやすい時には不快指数が低く、逃がしにくい場合には不快指数は高くなります。
では。
お礼
素朴な疑問に答えていただき、とても助かりました。この場を借りて、皆様にお礼を申し上げたいと思います。本当に、ありがとうございました。 それぞれの解答を、ウンウンと頷きながら読ませてもらいました。すっきりした気分になりました。とても良い質問掲示板だなぁと思います。 私もいつか皆様のお役に立てたらよいなぁ(^^)と思います。重ね重ねですが、Thank you.でした。 SakuPacHiより