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なぜ人間の体温は36度前後なのか

人間にとってもっともすごしやすい気温は23度前後になるはずです。 人間が住んでいる地域の気温も平均すればやはりそれくらいになるのではないのでしょうか。 と、いうことは人間の体温を維持していく上でもっともエネルギーを使わずに効率よく生きていくためには、体温も23度前後にすればいいのではないかと思います。 なぜ人間は、多くのカロリーを消費しながら36度前後の体温を維持して生きているのか、納得できる答えをお持ちの方、教えてください。

みんなの回答

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.3

こんにちは。 ヒトの体温が約36℃、哺乳類で概ね40℃前後までといいますのは、例えば「細胞内の化学反応」ですとか、「血液の循環」「筋肉の動き」といった動物の様々な生命活動に最も適した温度であるからと考えられています。 我々哺乳類のような「恒温動物」は、常にエネルギーを消費してこの体温を一定に保っています。これに対しまして、「変温動物」といいますのは周りの気温に応じて自分の体温が変化しますので、寒くなると活動も鈍くなります。これは、気温が下がると体温も下がってしまうからですね。ですが、我々哺乳動物は体温を一定に保つことができますので、寒いときでも暑いときでも最も効率の良い代謝を行い、常に安定した活動をすることができます。 質問者さんの仰る通り、体温を23℃前後と低く抑えるならばそれを維持するためのエネルギーは節約できます。ですが、哺乳類のような恒温動物に限らず、動物がその細胞や筋肉を効率よく働かせるためには、体温はもう少し高くなければならないということですね。 では、体温をもっと高くすればより効率の良い化学反応も行えるわけなのですが、今度はその体温を維持するためのエネルギーが大量に必要になってしまいます。更に、もっと激しい化学反応を行える温度ということでありますならば、動物は自分の体温で火傷し、細胞が破壊されてしまいます。 また、23℃辺りが一番過ごしやすいのは、その温度が36℃よりも適度に低いからです。 我々の身体は体温を保つために常にエネルギーを消費して熱を作り出しています。身体を動かせば更にエネルギーが消費されますので、汗をかくなどして余分な熱はどんどんと外に逃がしてやる必要があります。熱を上手く逃がすためには、外気は体温より低目でなくてはなりません。そして、23℃前後といいますのは、たくさん汗をかいて一生懸命に冷却する必要もありませんし、血管を収縮させるなどして体温の低下を防がなければならないほどの寒さではありません。つまり、体温をコントロールするのに最も楽な温度ということでありまして、36℃という体温は、我々の生活環境ともきちんとバランスが執られています。 体温が23℃で環境が23℃であるならば、これではちょっと暑くて堪らないと思います。

makahuji
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 体内での化学変化を活発におこなう必要があるために、高めに設定しているということでしょうか。 熱を逃がす必要があるために気温は体温より低くあるべきなんですね。

  • ariga10-1
  • ベストアンサー率32% (27/83)
回答No.2

No.1のhiroko771さんの回答に補足します。人間の生体内の恒常性を保つためには36度付近が最もよいというわけは、食物を体内で化学分解することにより発生する熱が体温の源となって発生した熱によって暖められた血液等の体液が血管などを通じて全身に循環するためです。また、体内にいる常在菌である大腸菌などを働かせるのに適した温度だからです。

  • hiroko771
  • ベストアンサー率32% (2932/9040)
回答No.1
makahuji
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 回答にあるサイトをみますと、比熱容量が最小であるから、ということですね。