このあたりがキーワードかと思います
1.内集団偏向性(身びいき性)
自分の属するグループが他より優れていると思う傾向。ここでいうグループとは、国籍、性別、年代、学歴、家柄、肌の色、人種、趣味、主義、出身地の他、単なる無作為に作ったグループなどあらゆるものにあります。
これは当然、自尊心やプライドと深く関係しており、自分たちより下(劣)ものを必要とします。
このため、小さなファシズムは今でもいたるところにあります。エスカレートしていけば、偏見や民族主義、優生思想につながっていくことでしょう。
歴史とともに喧嘩・戦争が大きくなってきたように内集団偏向・ファシズムもだんだん大きくなってきたわけです。その最大のものがそれぞれ第2次世界大戦だったのではないでしょうか。
2.ヒーロー願望(服従願望)、
人間はカリスマ的ヒーローを求めています。裏返すと、誰かに服従したいのです。群れて行動する生き物の宿命かもしれません。ヒーローは合理的なリーダである必要はありません。「好き」であればいいのです。
時として「好き」の条件は、課題の可否より課題達成能力になったり、交渉結果の良し悪しより強い交渉力が評価されるようです。つまり、好きなリーダーが言うことすることはそれだけで良になるわけです。
また、これらの追随性はブーム(流行)にも関係します。まさにファッショです。
3.集団思考(集団決定の極性化)
集団で決めると、一人で決めるよりも極端に偏ったり、より危険な方向へ移動しがちです。
上記の1.2.の要因に加え、外部からの情報が入らない状態になったりすると、その集団で決定されたことは全員一致であるとの幻想も生まれます。ファシズムの悲劇はすぐそこでしょう。
そして、ここに強力なライバルが出現すれば、ファシズムのいっちょあがり!でしょう。
お礼
ありがとうございます。 第二次大戦以降の欧州におけるテロリズムの世界という題材で今、レポートを作成している途中で今後の参考とさせていただきます。 私はこれからの米国の世界帝国化におけるテロの思想の主流が再びファシズム主義になっていくのではないかと思っています。 それにはファシズムをどのように解釈していくかが必要不可欠になっていくと思っています。 もしそのようなことに対して意見などがありましたら 教えていただけたらと思います。