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センサの仕様における立ち上がり時間について
圧力センサの場合,仕様に「立ち上がり時間」がありますよね?これは測定可能な最小(短?)の立ち上がり時間の事を示していると思うのですが,この値はどのような基準で評価しているのでしょうか? 御回答宜しくお願いいたします.
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注釈として(入力○ns時)と書いた例は見たことがありませんし、ちょっとwebで検索してみた範囲ではそういうのは見あたりませんでした。次のようなことではないかと思います。 ステップ波形とは立ち上がりゼロ秒無限に急峻な理想波形のことですから、立ち上がり時間有限のステップ波形というと語義上矛盾をはらんでしまいそうなので、そういうのをここではステップもどきということにします。 1nsの立ち上がりの系を評価するのに、立ち上がり0nsのステップ波形は得られないとしても10psとか30psの立ち上がりのステップもどきを与えることができたら、それで十分理想ステップ波形と見なせるので、注釈として(入力○ns時)などとは書く必要がありません。 1nsの評価に0.5nsのステップもどきしか入れられなかったらそれでは不十分なので注釈が要りますが、しかし評価者ごとにそういう注釈をしていたのでは評価者ごとに勝手な条件となり、一般に通用する仕様の値として用いるにはきわめて不都合。とはいえ1nsの評価に数10psのステップもどき入力というのもそれ自体容易な話ではなく0.5nsくらいのステップもどきしか入れられない、と言うこともあるかもしれませんね。そういう場合は、思うにですが(つまり推測ですが)、ステップもどきの入力波形のときに得られた結果を理想ステップ波形入力の場合の結果に換算することは理論的に可能です(そういう補正が困難な場合もあるかもしれませんが、普通はできるはずです)。そういう補正をして理想ステップの場合の立ち上がり時間として示すのではないでしょうか。
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- mii-japan
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ステップ応答とは 入力がステップ状に変化したときの出力の現れ方を言います ステップ状とは階段状です、理想的には所要時間0である値からある値に変化することです(現実的には使用時間0は不可能)
補足
御回答ありがとうございます. ステップ応答についてはわかっているつもりです. ご回答にもあるように現実的には入力ステップ波形もある程度の立ち上がりを持ちますよね. では出力の立ち上がり時間を定義する時,入力の立ち上がり時間はいくつに設定すればよいのでしょうか?これは自分で勝手に定義するものなのでしょうか?(例えばデータシートで「立ち上がり:△ns(入力○ns時)」)
- mac_res
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正式なスペックシートなら、規格の測定法について注記があるはずです。 一般には、ステップ応答の最終値の90%に達するまでの時間をセンサーの応答時間とすることが多いと思います。
補足
早速の御回答ありがとうございます. ネットで様々な圧力センサのデータシートを確認していたのですが,なかなか欲しい情報が見つからず質問させていただきました.もしかしてあまりにも当たり前すぎる事を質問していたら申し訳ありません(汗). >ステップ応答の最終値の90%に達するまでの時間 入力の信号次第で,出力側の立ち上がり時間も変化してしまうと思うのですが・・・.できる限りの急峻な入力を与えた場合と考えればよいのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます. >1nsの評価に0.5nsのステップもどきしか入れられなかったらそれでは不十分なので注釈が要りますが、しかし評価者ごとにそういう注釈をしていたのでは評価者ごとに勝手な条件となり、一般に通用する仕様の値として用いるにはきわめて不都合。とはいえ1nsの評価に数10psのステップもどき入力というのもそれ自体容易な話ではなく0.5nsくらいのステップもどきしか入れられない、と言うこともあるかもしれませんね。 そうです!まさにこの疑問だったんです! 理想ステップの場合に換算ですか.確かに可能ですね.自分は測定条件の定義しか頭に無かったので,思いつきもしませんでした.非常に参考になりました.ありがとうございます.