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エポキシ樹脂の燃焼による発生物質
友人が仕事でエポキシ樹脂を使って接着作業をしています。その際、のどの痛みやタンが切れないなどの症状になるそうです。エポキシ樹脂を燃焼するとどのようなガスが発生するのでしょうか。また体への影響についても教えて下さい(彼は防塵・防毒マスクをしていないといいます)。
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- bakutei
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エポキシ樹脂は,ビスフェノールAにNaOHを加えて アルカリ塩とした後,エピクロルヒドリンを滴下しつつ 加熱して合成する。ビスフェノールAに対するエピクロ ルヒドリンの割合を変えると,粘りのある黄色液体 (多いとき)からもろい黄色の固体樹脂と,異なる形態の ものが得られる。 という製造工程を持っています。 組成はエチレンオキシドなどのオキシランの開環反応と 重合・架橋反応を利用した樹脂。 硬化には,アミンや酸無水物などの硬化剤を使う。 主なエポキシ樹脂 汎用タイプ:ビスフェノールA型エポキシ樹脂 耐熱性タイプ:ノボラック型エポキシ樹脂,多官能基 エポキシ樹脂 他に,耐候・耐トラッキング性タイプの脂環状エポキシ樹脂 主な硬化剤 ジアミン,ポリアミン,ポリアミド,ビニルフェノール,無水有機酸(無水フタル酸,無水トリメリット酸,無水ピロメリット酸) という事らしいです。 ビスフェノールAは現在論議を醸し出している環境ホルモン の一種で、女性ホルモンであるエストロゲンと類似の作用を 及ぼすとされ乳がんなどの発ガン性も報告されている 摂取量の安全基準はヒトが1日に体重1kg当たり生涯摂取し 続けても影響がない量は0.05mgということです。日米欧とも 同じ値を採用しています。 日本の場合、成人の体重を50kgとしていますので1人1日 当たり2.5mg以下なら影響ない用量ということになります。 但し、多くの化学物質を含樹脂ですので、燃焼ガスは有害では ないとは絶対に思えない物質と言えるでしょう。 防毒マスク以前に燃焼炉の構造自体を検討する必要性が環境破壊 の見地から有るのでは無いでしょうか。
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早速の回答ありがとうございました。 小生、あまり専門的なことはわかりませんが、友人に伝えようと思います。それにしても厄介な仕事もあるもんですね。