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弁理士界の派閥について
- 弁理士試験を受験しようか迷っている学生が、出身大学ごとの弁理士界の派閥について知りたい。
- 出身大学や事務所によって弁理士界の派閥が存在することがわかり、受験後に出身大学の差が影響を与えるのではないかと心配している。
- 経験者の意見を聞きたいと思い、弁理士界の派閥に関して投稿している。
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質問者が選んだベストアンサー
>やはり出身大学の差は合格後も大きいのでしょうか? 就職の際に、出身大学は若干、影響します。これは、弁理士の業界に限らないと思います。 しかし、出身大学は、普段の仕事には関係ないです。また、No.2の回答にもあるように、独立して、特許事務所の所長になる場合には、出身大学は全く関係ありません。独立後は、弁理士としての能力も大事ですが、営業力を含めた経営手腕の方が大事でしょう。経営者としては、極端な例では、自分が分からないことを知っている弁理士を雇っていればよいのです。 弁理士会の派閥は、弁理士会副会長のようなポストを目指すのならともかく、普通に弁理士の仕事をするのでしたら、気にする必要はありません。今も出身大学が重要なのは、稲門弁理士クラブ(早稲田出身に限定)ぐらいであり、他の派閥は出身大学の如何を問わず、受け入れています。就職した特許事務所の所長と同じ派閥に所属することが多いです。派閥は、一緒に勉強したり、ゴルフ、テニス、ボーリング等で遊んだりする集団です。自分が所属する特許事務所以外の弁理士と知り合いになれるのがメリットです。 文系の弁理士は、商標、意匠の仕事をすることが多いです。業務範囲には、著作権も含まれますが、著作権関係の仕事は、通常の特許事務所では依頼がありません。 商標、意匠でもその道を極めれば、充分、食べていけます。しかし、仕事量に比べて、弁理士が急増しているので、これから始めるのなら、競争は厳しいと思います。 特に、英語は大事です。商標が付された商品が輸出されることを考えると、その輸出国でも商標権を取得する必要があります。米国、ヨーロッパ、中国、韓国、東南アジアは当然として、場合によっては、南アメリカ諸国、中近東にまで商標登録出願をすることがあります。国により、商標登録の基準が微妙に違うので、世界中に商標登録出願ができれば、十二分にこの世界で生きていけます。 英語が得意でない文系出身の弁理士の先生の中には、ソフトウェア関係の特許出願を担当したり、夜間で大学に通い、電気、電子の勉強をする先生もいます。 今後は、企業に勤める弁理士が増加すると思います。 何れにしろ、まず、弁理士試験に合格しましょう。
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- TORYS
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こんにちは。 理系大学院卒で将来的には弁理士資格取得を視野に入れています。 先日研究室OB(10歳ほど上)が弁理士として独立しました。事務所といっても本人だけですが。 キャリアとしては 物性理論(学部)→半導体工学(大学院)→某メーカ(研究開発部門で10年)→弁理士資格取得→特許事務所勤務 →独立 だそうです。 教授の紹介でお話を伺うことが出来ましたが、light-0131さんが懸念するようなことは無さそうですね。 基本的に「士業」と呼ばれるものはウデ一本で食べていく仕事だと思います。 弁理士ならば、自分の専門分野とコネクションで持って顧客を獲得しないといけないわけです。 また、No.1の方が仰っているように弁理士は技術に対する造詣が無いと仕事になりません。 何がどうなっているのかわからないものを特許明細として纏め上げることなどできないでしょう? 弁理士の実務において、法律に長けている必要はほとんど無いと思います。高度な判断を求める際にはそれこそ専門家に頼めばいいのですから。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ No.1の回答にある「文系でもできるという商標権や著作権に関する仕事」というのは現実味が薄いような気がします。 そもそも「文系でもできる」という点が後ろ向きです。 もういちどご自分が何をしたいか再考なさってみては?
お礼
お答えいただきありがとうございます。派閥にはそれほどの心配をせずとも良いことが分かって少し安心しました。 今現在、残りわずかな大学生活の限られた時間(おそらくこれほど自由な時間はもうこの先の人生でもないと思います)をどのように効率良く、また実社会に出ても生活できるような資格(勉強)をするか今も真剣に考えております。 実社会ではどの道必要となるであろうパソコン関係の知識を身につけて それを弁理士に活用するというアイディアを描いたこともあるのですが、弁理士とパソコンの二つを同時に追いかけてはどちらも果たせないような気がして、再び考える、というようなことをしておりました。 司法書士も考えてはみたのですが、こちらもこちらで資格取得後の悩みは尽きそうにありません。 残りわずかの自由な時間をどう活かすか、もう一度自分を見つめ直して頑張りたいと思います。 わざわざお答えいただきありがとうございました。
派閥以前に弁理士は理系の職業です。 弁理士試験は法律試験ですけど、実務では技術がわからないと仕事になりません。 採用前提として、理系大卒のところがほとんどです。 文系だと就職も難しいし、就職できてもツライだけです。 法律家になりたいのであれば、司法試験や司法書士等に変更しましょう。 弁理士になりたいのであれば、理系学部に編入しましょう。
お礼
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。 私の中では理系学部の編入というのは論外ですので、司法書士を考えたりもしております。しかしこちらはこちらで資格取得後の悩みが尽きそうにありません。 法律が好きなのは確かですので、それを活かして実社会で十分やっていける資格がないかと考えています。 わざわざお答えいただきありがとうございました。
補足
お答えいただきありがとうございます。重ねて補足質問させていただきたいのですが、他の方の弁理士関係の質問や話を聞いている中でも「理系でないと」という話は実際多く聞きます。しかしその一方で弁理士はやはり法律家であるため、純粋理系にはとても無理で、結局は文系志向の者が強いという意見や文系弁理士も現実に多々いて専門知識の求められがちな特許ではなく、たいていは商標権や著作権を専門に活躍されている、という意見も拝見しました。ただし、前提として商標権や著作権は質・量(報酬の良さ・仕事の数)ともに特許には及ばないためそういう面での厳しさはあり、またこれからの法曹家の増大に伴って競争が激化してますます割に合わなくなる可能性が高いという意見も拝見しました(もっとも競争の激化はどこも結局変わらないとも思いましたが)。 このような意見を拝見するにあたって、文系でも十分可能ではないか、という淡い期待を描く者が私に限らずいると思うのですが、これらの者は弁理士界の実情を何も分かっておらず、単に夢を見ているだけに過ぎないのでしょうか。もっとはっきり言えば、法曹家の拡大を目指して弁理士の素晴らしさを説く一部論者及び「弁理士になろう」系の著書や受験生拡大によって恩恵を享受するであろう専門予備校の誘惑に踊らされているだけなのでしょうか。私自身は地方大学で、しかも在籍は法学部ですらありませんが、法律の素養に関して法学部に劣る、と考えたことはありませんし、頭の出来にそこまで自信がないわけでもありません。 弁理士の受験に際して、スクールを活用すれば合格するだけなら、その自信は持っています。しかしその一方で、合格後の進路に関して「理系」「文系」の間で迷い、悩んでいます。正直法律に関してのそこそこの自信はあるのですが、理系の専門知識に関しては全く自信がなく、かつ向いているとも思っていないためです。ゆえに仮に弁理士になれた場合は文系でもできるという商標権や著作権に関する仕事を専門にするのであろう、という漠然とした希望(予測)を抱いておりました。このような希望(予測)が甘い、といわれるものなのかどうか弁理士として活躍しておられる方から再度意見を賜ることができれば、と考えております。 ですので、重ねてご返答いただければ、と思います。何卒よろしくお願いします。
お礼
大変詳細な回答ありがとうございます。 予想はしていましたが、やはり商標権・意匠権は競争が激しくなりますか・・。ソフトウェア関係の特許出願、ということも考えはしたのですが、パソコンに関することは苦手で・・これから勉強をしようと思っているところです。春先には初級シスアドを目指そうとは思ってるんですが・・。 弁理士以外にも司法書士を考えたりもしたのですが、こちらもなかなか新規参入者は苦労するという話を伝え聞いてなかなか一歩を踏み出せずにいます。時間は限られているのですが。 もう一度、自分の進路についてよく考えてみたいと思います。 わざわざお答えくださって本当にありがとうございました。