酒税やたばこ税、ガソリン税などは、納税義務者が消費者ではないからです。
別の言い方をするなら、原価を構成する要素の一つに過ぎないからです。
いま、10万円のテレビを買ったとしましょう。
消費者である買った人は、5千円の消費税を支払います。
一方、10万円の原価は、工場での純粋な製造原価にメーカーの利益、流通段階での経費と利益、小売店での経費と利益がそれぞれ含まれています。
メーカー、流通段階、小売店でのそれぞれの利益に対しては、消費税とともに所得税が課せられていて、これらをすべて包含して 10万円という価格が設定され、最終的に消費者は 5千円の消費税を払うのです。
つまり、既に価格に含まれてしまっているもろもろの税に対しては、消費税がかけられるということです。
お礼
わかりやすい例まで載せていただいてありがとうございました。 難しいながらもわかった気がします。