座標平面上に3点与えられたとき、その三点が作る三角形の面積を求めるやり方。
A(a,b),B(c,d),C(e,f)が与えられたとします。
この三点のうち、ひとつを残りの二つから引きます。
どれをどれから引いてもかまいません。たとえば、A点の座標をB,C点から引きます。
B’(c-a,d-b) C'(e-a,f-b)
そして、カッコを上のように横に並べ、内側同士、外側同志をかけます。そうすると2つの数字が出ます。
上の例では、(d-b)(e-a)と、(c-a)(f-b)の二つです。
出た2つの数字の大きいほうから小さいほうを引きます。
上の例では、(d-b)(e-a)>(c-a)(f-b)とすると、出てくる答えは、(d-b)(e-a)-(c-a)(f-b)となります。
これを2で割ると三角形の面積になります。
具体的な数字で。
A(4,2)B(8,3)C(2,5)
たとえば、Bを残りの二つから引きます。(どれを引いてもいいのですよ。)
A'(-4,-1) C'(-6,2)
内側同士、外側同志をかけると…
6 , -8
の二つの数字が出てきます。大きいほうから小さいほうを引くと
6-(-8)=14
となり、これを2で割ると答えは7です。
これは、高校で習うベクトルと言うものを利用しています。ベクトルを利用した解答の仕方を中学生にわかりやすい手順で書いたものです。ですので、あまりおおっぴらに使うと先生などに注意されるかもしれません。答えだけ書けばいい問題や、検算程度に使ってください。