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パッケージデザイン制作について

今まで私はグラフィックデザインを 主に培ってきたのですが、 最近パッケージについて 興味を持つようになってきました。 そこで、パッケージの制作に携わっている方 (携わっていた方)にお伺い致します. パッケージ制作に就くのに、 学ぶべき事や、必要なスキル、能力など、 あれば教えてください. あと、そういったパッケージ制作に就く 前にはどういった学校に行っていかと、 何に興味を持たれていたのか (パッケージなのだから プロダクトデザインなどに興味を持っているとか、 逆に2Dデザインとかに興味があったよとか)を 教えて頂けると幸いです。 あと、その職業の辛さとかも 聞けたら嬉しいです。

みんなの回答

noname#107878
noname#107878
回答No.2

 わたくしはもともと製品自体のデザインの方ですが、パッケージについてもけっこう長く手掛けてきました。そうした経験から感じたことは既に#1さんが的確にお答えになっていらっしゃいますので、あえて側面から、ご参考までにと思いながら書いてみます。  パッケージデザインといいましてもかなり幅があるものですが、ここでは一般的な紙製のパッケージを例として書いてみますと、大別して3つの方向性があるように思います。また、ビン缶物、樹脂物、袋物などもまた、基本的には同じような考え方だと思います。  1.上質の紙素材と美しいレイアウト、そして精密な印刷技術から生まれ、商品ももちろんのこと、パッケージもまたそのレベルの高さゆえに、そのまま保存したり何かに利用したくなるような誘惑を消費者に与えるような種類のもの。こうしたものは商品そのものの商品価値をさらに高め、ブランドイメージや知名度を上げ、差別感を引き出し、ひいては商品の販促にもその一端を担うといったいわば本格的なジャンル。  2.商品を上手に内包し、しかもちょっとしたアイデアで、包装ならではの機能はもとより、美しさ、楽しさ、あるいは必要とされる独特の雰囲気といったものを持たせて、手にする消費者に独自性を伝え印象付けるような演出を施したもので、ことにお菓子関係に多く、あるいは店頭展示販売用のブリスターパックものなどにも見られるジャンル。  3.とにかく機能と美観、そしてコストとの兼ね合いを重視したもの。内蔵する商品は主に器具類などの工業製品が多く、これらをいかにコンパクトに収納し、荷崩れやキズなどを生じさせず、大量輸送や在庫期間を考慮し、しかも廃材となる素材の処理まで考慮しながら、なるべくコストを抑えるといったジャンル。  といった感じですが、1.の場合はもとより、2.の場合でも、当然パッケージデザイナーなら誰でもあこがれる"美味しい"仕事。センスとアイデアがあれば、そしてフォントの活用やレタリング、色彩計画の知識や経験、そして印刷技術や"抜き加工"などをはじめ"箱屋"としての技術に関する知識を生かしきれば、それこそ腕の振るいどころでしょう。  ただ、これらの場合に忘れてはならないのが、市場のニーズや販促のセオリーなどを的確に理解して盛り込まなければとかく失敗しやすいというリスクも同居しているということ。  クライアントはもとより、消費者あるいはユーザーがどんな姿のパッケージを望んでいるか、どのようなものなら競合商品に一歩先んじられるか、機能やコストはどうか、といった面からの検討も当然必要になるだけに、デザイナーの独り善がりは許されないところもあります。  それよりもなお難しいのが3.のようなジャンルでしょう、また実際にはこのジャンルの注文が多いものです。  前に述べたパッケージデザインについての知識や経験が必要なことは言うまでもありませんが、さらに、内蔵する商品についての詳しい知識がまず求められます。  どこまで分解して収めるのか、いかにして極力コンパクトに収めるか、荷崩れや接触キズを生じさせないためにどのような手段を取るか、開梱する者にいかに内容品を明確に分らせるか、部品や付属品をどのように収めるか、こうしたことは、収納する製品自体の仕組みや特性が良く分っていないととても難しいものになってしまいます。  さらに、商品を内蔵したパッケージの重さとパッケージ自体の強度、雨や湿気に対する配慮、輸送や在庫の際の諸条件や悪環境への配慮、今や時間制で必要数だけ梱包材が納入される現代の工業のありかた、そして、いずれは廃材となるこれらの処理方法、こうしたものもまた大切な考慮の条件となります。  しかも、それらすべてを考慮し含みながら、紙素材へのなるべく無駄の出ない割り付け、印刷の色数などといったコスト感覚は最大の課題。  パッケージはそれ自体利益を生み出さない副資材とあって、昨今の大量生産方式の企業にとっては、たとえ1箱わずか5銭ほどの上下でも原価計算の上で、そのコストは大きな問題としてことに重要視されます。  それだけに面白いのが、むしろ3.のジャンルに属するパッケージデザイン。とても地味ではありますが、そこには工業、運輸、流通、環境といったいろいろな知識を生かせるだけに、わたくしなどは大好きです。  とにかくパッケージデザインというものは知識と美的センスの集大成。まずはとにかくいろいろなものをよく観察してみてください。そして必要な知識をとにかく頭に詰め込むこと。経験だけはしかたがありませんから、出来るだけ早く実戦の場で慣れて、クライアントがどんなものを望んでいるのかを正しく読み取り、それに的確な答を出せるコツを飲み込むこと。これだけ努力なされば、これはとても面白い仕事ですよ。(ちなみに、わたくしは工学部卒です) 

noname#20599
noname#20599
回答No.1

パッケージデザイナーです。 私はデザインの学校でもパッケージを専攻してきました。 お菓子のデザインを経て、今は化粧品を主にしています。 グラフィックはどういったものをしてきたんでしょうか? ポスターとか? 基本は一緒ですが、バックグラウンドが重要です。 デザイン事務所だと、メーカーがどういったものを希望しているのかが最優先ですが、デザイナーがただ綺麗なだけのデザインをしても、メーカーは喜ばなかったりします。 かなり自分の意思とは別に泥臭くしなくてはいけない場合もあります。 「自分の作品」に固執してしまうとやりきれない場合も多々あります。(グラフィックも一緒かな) 厳しいといえば、やはり売り上げがそれによって影響してくるところですね。 パッケージだけで判断されたりもするのでそのへんシビアです。 いいときはいいですけど、売り上げが悪かったり、すぐリニューアルとかになったりすると、やはり落ち込みます。 パッケージの種類にもよりますが、立体がかかわってくるものに興味があるのであれば、デッサン力なども必要です。 (ボトルとか) 箱の構造とか、識別表示とか、色々規制があるんですが、そのへんなんかは働きだしてから学んでも大丈夫かと思います。 パッケージと言っても、具体的に食品がいい、とか、化粧品がいい、とか台所用品がいい、とかかなり異なってきます。 質問者さんはどういったパッケージに魅力を感じているんでしょうか?

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