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幻覚は存在するか?
幻覚は存在するのでしょうか? 私は「幻覚を見たことがある」と言明したことがあります。しかし、それは、どうしてそれが幻覚であるとわかったかと申しますと、過去にはそれと同じようなありかたのものはなかったからです。つまり過去との比較において、それは幻覚であるに違いないと考えたわけです。しかし、それは新しくそういうものが現れただけであって、私は本当にそれを知覚しただけなのではないでしょうか?私が知覚したものはすべて存在すると言って何か不都合なことはあるのでしょうか? 私はそのとき他人に確認していないのですが、仮に他人が「そんなものは見えない」と言っても、私には見えるのであるから、それだけで幻覚であるとはいえないと思います。他人がうそを言っている場合、他人が見逃してしまった場合、その他、いろいろ可能性はあるでしょう。 私は幻覚が存在してしまっては困るというわけではありません。ただ、幻覚が存在するためには何か条件があるような気がするのです。例えば、私が見たものはすべて存在すると思っている人には幻覚というものが理解できないはずなのです。そして、おそらく多くの人がそう考えていると思います。 幻覚というのは他人が言明するものであって、当人が言明するものではないのでしょうか?しかし、私は他人に何も言われずに、自分で、幻覚が見えたと言ってしまいました。これはどう説明したらよいのでしょうか。私は他人の視点に立てたのでしょうか。
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『障害を持っているため幻覚が見える人が、どうしてそれが幻覚であるかわかるのか』という疑問だと思います。 (脳の中の幽霊より) 有名なものにシャルルボネ症候群 というものがあります。 ラリー・マクドナルドは交通事故にあって幻覚を見るようになりました。 どれが本物でどれがニセモノか最初は区別できなかったそうです。 ベッドの側に医者と看護婦とフットボール選手はフラダンサーがいて、四方八方から声が聞こえてきて、いったい誰が喋っているのかわからない状態だったそうです。 脳がなんとか修復してくれ、現実と架空の声を聞き分けられるようになったそうです。 医者のラマンチャンドラン(脳の中の幽霊の作者)が「今でもそういうものがみえますか」と聞くと、「ええ、今も部屋の中に見えます」と言いました。 何が見えるかと聞くと、ラマンチャンドランの膝の上に猿が乗っているのが見えるのだそうです。 「どうして幻覚だとわかるのか」と先生が聞くと、「それはわかりません。でも、猿を膝の上に乗せている教授というのは、あまり考えられないので。だから本当じゃないと思ったのです」と答えました。 さらに、「でも いきいきとして本物に見えますよ」 「まあ 一つには何秒か何分かたてば消えるので、本物じゃないとわかるのです。幻覚が周りの風景になじんでいることも時々あるが、それでも、とうていありえそうにないので、ふつうは人に言いません」 と言っていました。 とても鮮明で本物より本物らしく見えるそうです。 時にはひどく周りの風景になじんだアニメの登場人物も見えるそうです。 普通は<ありえない>と理性が働くので、幻だと思うのではないでしょうか。 その後 見えなくなるので、「やはりあのとっぴなものは幻だったか」ということに慣れているのではないかと。 まぶたを閉じても変わらず見える というのも確かあったと思います。 例えば色盲の人には存在するのに目では認識できないということがたびたび起こると思います。 すると、普通は見えるのでなんでこの人は書いてあることを守らないのだろう となる。 しまいには「ここに書いてあるではないか」と示したものは、色盲の人には見えないので、この「書いてあるではないか」と主張する人が変 または幻覚を見ていると思うか? 小さい頃からそういうトラブルに何度も遭遇しているはずなので、自分が見えなかったのか とまず考えるようになると思います。 これがもし 色盲の人がほとんどなら、信号機は作られなかったと思います。 色を認識できる色盲のレベルの基準で芸術も生活も、創造されていったと思えます。 だって、認識できない色を使いようが無いから。 遠赤外線が見える人たちがほとんどなら、また違った世界になっていたと思います。 追記 シャルルボネ症候群の人がよく見るものに幽霊があります。 シャルルボネ症候群になることで、幽霊が見える能力を獲得する というより、無いものが「見えた」と知覚してしまう障害です。 (だいたい数秒から数分で消える) そういう障害を理解しているシャルルボネ症候群の人は、人が突然消えたとき、「幽霊がいた」と思わず、「幻覚だったのか」と思うのだそうです。
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- bavarois
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2番の者です。 「実際に感覚的刺激や対象がないのに、あるように知覚すること。」は1人でも可能です。 幻覚を見ている時は「寝ていないのに夢を見ているような状態」です。 あなた自身、夢の中で痛いと感じたり、深夜でも「昼間にプールで泳ぐ」状況を映像として見ることや、空を飛んだり、自分がロボットになったり、崖から落ちそうになってビクッとすることがあるでしょ? 目が覚めたら実際には何も痛いことはされてないし、昼でもないし、飛んでもいないし、ロボットでもないし、崖から落ちてもない。 ただ寝てただけです。 夢があることを実証するのに他人が必要ですか? 夢は存在しますし、幻覚も同じように存在します。
補足
それが夢だったとわかるのではなく、それが夢だったと解釈しているのではないですか?それが普通の解釈であることはわかりますが、さっき自分がロボットになっていたのが、今は自分がロボットでなくなっているというだけのことではないですか?ここに夢の登場は必要でしょうか?夢や幻覚は余計なもののような感じがします。しかし、なぜか夢や幻覚を当たり前につかってしまうのが不思議なのです。
- kanpyou
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『幻肢』や、『あるはずの無い四肢の痛み』を訴える患者についての本があります。 「脳の中の幽霊」 角川書店 V.S.ラマチャンドラン サンドラ・ブレイクスリー 共著 山下篤子訳 http://www.bk1.co.jp/product/1692847
補足
それは医者の目から見たものではないでしょうか?医者から孤立した患者は幻肢というものはないとは言えませんか?私は患者自身がどのようにして幻覚がわかるかということに疑問を持っているのです。
- bavarois
- ベストアンサー率34% (34/100)
大辞泉によると「実際に感覚的刺激や対象がないのに、あるように知覚すること。幻視・幻聴など。」らしいです。 幻覚は「ある」のだろうと思います。 幻覚は脳内で正常な判断ができなくなった時に現れるのだと思います。 たぶん睡眠不足、疲労、薬などの影響によるものです。 普通、幻覚は1人で見るものなのだと思います。 数人で幻覚を見るのは、雪山で遭難して全員が極限状態になった時とかぐらいじゃないでしょうか。 昔、何時間寝ないでいれるかというギネス記録にチャレンジした人は最後、幻覚を見ておかしくなったのでチャレンジを止めたらしいです。
補足
「実際に感覚的刺激や対象がないのに」というとき、それはどのようにして「ない」と判断できるのでしょうか?誰が判断するのでしょうか?少なくとも当人ではないはずです。「あるように知覚すること」というのは当人が判断することだと思うのですが。
- kanpyou
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http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/basics/visual/ http://virus.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=1636940
補足
錯覚と幻覚については多少区別されると思うのですが、どうでしょうか?
お礼
シャルルボネ症候群というのは面白そうですね。もしも、生まれつきのシャルルボネ症候群の人がいたら、さらに面白いのですが。 しかし、最初は本物、ニセモノの区別ができなかったのが区別できるようになるというのはすごいですね。 ありがとうございました。