- ベストアンサー
雑音除去/抑圧に関する研究について
こんにちは。僕は現在大学生で、音響・画像に関する研究をしようかと考えています。いろいろと調べた結果、雑音除去/抑圧に関する研究を進めようかと思っています。 もともとは電子透かしか音源分離の研究をしたかったのですが、既に先輩がしており同じ研究も気が進まないのでそのような研究をしようかと思ったのがきっかけです。 そこで質問なのですが、雑音抑圧や音響エコーキャンセラなどについての研究はいわゆる「枯れた」研究とはなっていないのでしょうか? できれば将来性のある研究に取り組みたいと思い質問させていただきました。 ご存知の方はお願いいたします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
とある企業の研究者です。 音響工学は専門でないのですが、音声のノイズやエコーの除去は歴史の長い研究です。 それこそアナログの時代から続いています。 NTTやKDDI、ベル研などの電話屋さんや、ケンウッドなど音響機器屋さんの研究者、技術者の論文が多いのでは? 誤解してほしくないのは「枯れた技術」というのは、将来性が無いということでなく、ロバストな手法が出てきたりして技術として安定してきているということなのです。 これは、この技術がこれ以上進歩しないということではありません。パラダイムシフトを起こすような技術を研究して、その技術を使った製品の市場を一気に活気づかせることもできるのです。 逆に今流行の技術を研究しているからといって、将来も食っていけるかというと、そういうことはありません。他のロバストな手法が出てきて自分の研究があっさり陳腐化する可能性もあるのです。 流行に惑わされず自分のやりたい分野でトップになる意気込みでがんばってください。
お礼
回答いただきありがとうございます。 雑音除去に関する論文を調べていましたら、ゴロゴロと論文が出てきたのでまだ駆け出しの自分に入り込むスペースがあるのだろうかと不安になって投稿しました。 >誤解してほしくないのは「枯れた技術」というのは、将来性が無いということでなく、ロバストな手法が出てきたりして技術として安定してきているということなのです。 こちらのほうはちゃんと理解していたのですが、 >これは、この技術がこれ以上進歩しないということではありません。パラダイムシフトを起こすような技術を研究して、その技術を使った製品の市場を一気に活気づかせることもできるのです。 というのは僕の頭にはない考えでした。考えてみれば納得です。 おかげで初めはそれほど乗り気でなかったこの研究テーマに対して少し意欲がわいてきました。ありがとうございました。