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窒素雰囲気下でのTGA分析灰分

ポリマーを窒素雰囲気下でTGA(熱重量分析)すると灰分として残渣の残りますが、ポリマー種類によってその残渣量が異なります。 例えば、ナイロンやポリエステルだと殆ど残らないのに、アクリルだと半分近くが残ります。 酸素雰囲気であれば、アクリルは燃え難いので残り、ナイロンやポリエステルは完全に炭酸ガスと水になり何も残らないと理解できます。 しかし何故、窒素雰囲気下でもナイロンやポリエステルはほぼ完全に残渣がなくなってしまうのでしょうか? どなたか理由を教えて下さい。

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noname#62864
noname#62864
回答No.1

その方面は全く素人ですので、とんでもない勘違いかもしれませんが、ナイロンやポリエステルの構造を化学的に見れば、ポリマー分子全体がC-C結合でつながっているのではなく、C-O結合やC-N結合が含まれます。 それらの結合はおそらくC-C結合よりも切断されやすく、切断された後は、さほど分子量の大きくないモノマーになってしまいます。 そのため、それらが、熱によって揮発してしまうのではないでしょうか。 それに対して、アクリルの場合には、ポリマー分子全体がC-C結合でつながっており、C-O結合などは側鎖の部分にあるのみです。そのため、それらが切断されても、ポリマーの骨格部分が大きい分子の状態で残るということではないでしょうか。 全くの見当違いでしたらご容赦下さい。

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