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クリッカートレーニングについて
犬のクリッカートレーニングについて聞いたことがあります。犬の自発心を育てる方法だとか。 このクリッカートレーニングってどんなものなのでしょうか?また、その際に気をつけなくてはいけないことや、クリッカーの長所、短所など色々教えてください。 もし、効果的で良い方法であればためしてみたいと思っています。
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私はクリッカートレーニングは、とても面白いトレーニング方法だと思っていますが、コツを掴むまでは結構頭を使いますので、クリッカートレーニングをゲームのように楽しめる人に向いていると思います。また強制的(心理的、物理的)に犬をコントロールすることに慣れているトレーナーは、クリッカートレーニングを好まないかもしれません。 クリッカーの最大の長所は、犬に「自分でどうしたらいいかを考えさせる」ことだと思います。このへんが、「スワレ」と言われたら問答無用でいかなる状況でも座らなければいけない、といったトレーニングとは違います。犬が、自ら、喜んで、座るようになる、これがクリッカートレーニングです。 クリッカートレーニングは、音を鳴らした(クリックした)直後にご褒美(エサ)を与えることによって「クリッカーの音=ご褒美」と犬に認識させることから始まります。この認識は、トレーニングの最初にしっかり行わなければなりません。いちどこの認識ができれば、ご褒美のエサを毎回与える必要がなくなります。(むしろ毎回与えてはいけません) その次は、飼い主が「望ましい」と思う行動を犬がしたときに、クリッカーを慣らしてエサを与えます。クリッカーの面白い部分というのは、段階的に望ましい行動へ導いていくことができる、というものです。(これをシェイピングといいます)たとえば、犬の名前を呼んで振り向いたらクリック、一歩近づいたらクリック、3歩近づいたらクリック(プラスご褒美)、そばまで来たらクリック、足元で座ったらクリック(プラスご褒美) これを繰り返せば、犬は名前を呼ばれたらすぐに飛んできて足元に座るようになるでしょう。この一連の動作を「クリッカー(好子)によって強化された行動」といいます。クリッカーは、飼い主のして欲しい行動を強化して、犬が自主的、積極的にするようにさせるためのトレーニングアイテムなのです。 名前を呼ばれた犬はそばに来て座るまで、これほどスムーズにいくわけではありません、ウロウロしたり、どこかに行こうとしたりすることもあるでしょう。最初に新しいことを覚えさせるときは特に、犬の気が散らない状況か、犬が多少空腹で元気があるか、などトレーニングしやすい状況なのかを考えて行います。またイライラしたりせず、「犬の行動を自分のして欲しい方向へもっていくには、どうしたらいいのかな?」と考え、工夫する努力も必要です。 私のオススメは、カレン・プライアというトレーナーの著書「犬のクリッカー・トレーニング」「うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで 」です。Amazonで購入できます。
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- suny
- ベストアンサー率9% (1/11)
私も暫くの期間クリッカーを使ってトレーニングしていた時期があります。でも、あまりお勧めしないです。確かに、クリック音に耳を澄ます様になりますからイヌの集中力はアップしました。でも、出来た時、新しい芸を覚えかけの時などに、こちらがいつもの何倍も大袈裟に誉めてあげると、その方が喜ぶんです。イヌの喜ぶ顔を見ていて、やっぱりクリッカーはちょっと機械的なカンジでかわいそうかな・・・と思い、以後は使わなくなりました。基本トレーニングに使うには、使い方さえ間違わなければかなり役立つと思いますが、芸も仕込みたいのなら、一緒に遊びながら教える方が、両者共に楽しめる気がしますよ?高いものではないので、使ってみられるのもいいかと思いますが、使い方も結構難しいです。使われるならトレーナーについた方がいいかもしれませんね。トレーニングは一度失敗しても、やり方さえ変えればいくらでもやり直しが効きます。本などには最初が肝心みたいに書いていますが、全然そんな事ないです。オーナーとペットが一緒に一つの事に取り組める『お勉強の時間』くらいに捕らえて、楽しんで下さいね。私とウチの子はトレーニングを通してすごく信頼感が生まれましたよ。頑張って!!
お礼
ありがとうございます。 褒めるのをメインに、補助的な役割として使ってみたいと思います。 飼い主と犬と、同じも目標に向かって取り組むってことですから、いいですよね。
- rinkoshin
- ベストアンサー率32% (150/455)
こんにちは 私はクリッカーはあまりお奨めできません 訓練競技会にも出ているのでトレーニングの方法として使った事もあります でも…クリッカーだけでは褒めている事を伝える事は出来ますがそれだけです 褒める声はトーンで強弱を付ける事が可能です 家庭犬としての範囲なら必要ないかもしれませんが… コマンドに素早く従う事が重要な競技会 コマンドに従っていても遅い時などは褒めるけど少しだけ 反対に良い感じで従った時や新しい事を教え始めて犬が戸惑っている時などは大袈裟に褒める この差で犬は自分がやっている事が正しいのだと感じる事が出来ます クリッカーでは何時でも同じ音でのみの褒めになると思います 補助的に使うのなら効果はあると思いますが… 自発心を育てるのも褒める事でも出来ます うちの仔は褒める事【補助としてご褒美を使う事もあります】でドンドンと新しい事を憶えています アジもやっていますが…褒めるだけでもとっても良い走りをしてくれますよ 又…クリッカーの音に対しての反応がニブイ仔もいます 音に対して反応が早い仔なら効果的に使えるかもしれません 全ての犬に必ず効果的な方法はありません 使うと決めてトレーニングを始める前に音に対しての反応を見たほうが良いと思います
お礼
確かに、クリッカーでは一定の音しかなりませんから感情の強弱を伝えられませんね。その点も考慮しながら、使うかどうか考えてみようと思います。補助的に使うのもいいですね。ただ、クリッカーを使うか否かは別として、クリッカートレーニングの理論事体は非常に役立ちそうだなと思っています。 ありがとうございます。
- deepsnow
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こちらにクリッカーを使ったトレーニングが詳しく紹介されています。 私はこのページをプリントアウトして使っていました。 家の犬はクリッカーでふせ、お座りなど一通りのしつけができるようになりました。でも、高度なしつけは格好難しいと思います。人間のほうの勉強と根気が必要でしょう。
お礼
ありがとうございます。 わかりやすく説明されているサイトだったので非常に参考になりました。
お礼
なるほど楽しそうですね。飼い主も一緒に考えて努力していくのは達成感があってよさそうだと思います。 ありがとうございます。