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フェノールは水溶?
フェノールを水に溶かす実験をしました。 60℃フェノール2mlに対し水5mlを入れました。 すると、実験結果では白っぽくなり溶けたように見えました。その後実験の指示に従い、60℃の湯で温めたところ、上下に分離しました。 温めた後に溶けるなら分かるのですが、なぜ温めて分離したのでしょうか。 もしよろしければ、さっぱり分からないので教えてください。
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フェノールはわずかながら水に溶けますが、溶解度は低いです。 手元に資料がないので、正確な溶解度はわかりませんが、少なくとも水5mlにフェノール2mlが溶けることはありません。ほとんどが溶けずに分離するはずです。 ただ、OH基のために、多少なりとも水と親和力があったり、密度が水と近いということもあるかもしれません。 そのために、かき混ぜると均一に混ざったように見えたのかもしれません。 ただし、気を付けて欲しいことは、「白っぽく」なったということは、「溶けていない」ことを意味します。 完全に透明になったのなら溶けた可能性もあるのですが、白っぽく濁っているということは、逆に、溶けていないということの裏付けになります。
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- geneticist12
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蛇足ですが、 2層に分かれたうち、下層がフェノール、上層が水です。 体積の変化に気がつきましたか? 2 mLだったはずのフェノールが倍近くになっていたのでは? フェノールが水を吸って(水がフェノールに溶け込んで)飽和している状態です。 核酸の精製をしている人にはおなじみの、「フェノール抽出」では水(実際にはバッファー)飽和のフェノールを使います。生物組織の粗抽出液にバッファー飽和フェノールを加え乳化するまで混合したのち遠心分離すると、タンパク質がフェノール層、中間層に抽出され、核酸は水相に溶解したまま残ります。
お礼
気づきませんでした。 そうなんですか、、、 ありがとうございます!
- DexMachina
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> 60℃フェノール2mlに対し水5mlを 温めたフェノールに水を入れたんですね? だとすると、最初の状態では「フェノールに少量の水を溶かした」状態になった可能性があります。 この場合、「フェノールへの水の溶解度分」だけ、水がフェノールに溶けます(W/O系)。 ここに水5mlが加わると「水へのフェノールの溶解度分」だけ、フェノールが水に溶けます(O/W系)。 そのため、最初に少量の水を入れたときは溶けた(実際には溶質と溶媒の関係が逆なのですが)、という可能性があります。 「水とエタノール」のように全ての割合で混ざる、というものでない場合、こういったことが見られますので、参考までに。
お礼
難しいですね ありがとうございます☆ミ
- hirokazu5
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フェノールには水酸基がついていますが、その程度の極性はベンゼン間の中に引き込まれてしまって、水にはちっとも溶けません……ということは十分ご承知かと思います。 さいしょ、白くなって溶けた様に見えたのは、溶けないフェノールの細かい粒が分散していただけなのでは? 暖めることによってフェノールの細かい粒同士が接触する機会が増えて、ついにはすべてのフェノールが一塊になって、水と分離した、とかいう考え方では? すいません……実験したこと無いので、空想です。
お礼
ありがとうございます! 確かに、分散しただけみたいな気がしてきましたw
お礼
失礼しましたお礼と補足間違えました。
補足
そうですね、100mlで一桁くらいしか溶けなかったはずです。 均一に見えたのかも… ハイ、多分そうですww 細かい補足もありがとうございます☆