トラベル系ではありませんが、ライターです。
「旅行記」はエッセイの一分野になると思いますが、エッセイで生活するのは、とても困難だと思います。エッセイはあまり売れない上に、一見簡単そうに見えて、売り物になるほどうまく書くのがとてもむずかしいからです。純文学の小説家と同じようなものだと思った方がいいでしょう。
旅行を専門分野にするライターになるのは、それほどむずかしくありません。ただ、ぜいたくを言わなければ1人で生活していける程度にほど稼げるというレベルで、家族を養っていくほど稼げるようになるのは、かなりむずかしいと思います。
旅行を専門分野にするライターというのは、イベントを一覧表にまとめたり、ホテルに電話して掲載情報を確認するなどの細かい作業もこなす仕事です。ベテランになるに従って、体験記などの仕事も入ってくるようになるかもしれません。
旅行以外の分野も含めてエッセイ調の文章だけを書くライターというのは、最初に書いたようにむずかしいですね。ライターというのは、一般の人が考えているのとは違って、文章力よりも情報力が要求される仕事です。
旅行を専門分野にするライターになるには、大きく分けて2つの方法があります。1つは、その方面を扱っている編集プロダクションや出版社にアルバイトでもいいのでもぐりこみ、仕事を覚えて人脈を作ってから独立すること。
もう1つは、ほかの仕事で生活しながら自腹で旅行にのめりこんで、旅行のプロになることです。ただ、普通の旅行会社の社員レベルの詳しさでは、足りません。「この人は異様に旅行に詳しい」と旅行の本などを扱っている編集者(つまり一般人よりもずっと詳しい)に思わせるような人になれば、記事を書かせてもらえるチャンスは出てくるでしょう。
ただ、どちらも、その道に進めばすんなりとやっていけるというわけではありません。仕事を軌道に載せるのはむずかしいのですが、いったん軌道に乗っても、飽きられたり需要が減って、仕事が来なくなることもあります。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。旅行記を専門に書いていくライターになるには、多くの経験が必要なんですね。仕事をしながら旅行のプロになるという道が私には一番合っている気がします。ありがとうございました。