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砂糖と塩の違い
塩が水にほとんど溶けないのに対して砂糖がよく溶けるのはなぜですか?
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noname#62864
回答No.1
塩(食塩)も100gの水に35g程度溶けますので、かなり溶ける方だとは思いますが、砂糖(ショ糖)が200g以上溶けることを思えば、溶けにくいと言えるかもしれませんね。 塩と砂糖は味だけではなく、化学的にも全く違うものですから、比較というのは難しいです。 ここでは、砂糖が水に溶けやすい理由を説明します。砂糖の分子には、ヒドロキシル基と呼ばれる、1個の酸素と、1個の水素がつながった構造が、分子1個あたりで8個もあります。このヒドロキシル基は水の分子ももっています。 一般に類似した構造を持つもの同士は混ざりやすい(あるいは溶け合いやすい)ことはよく知られており、上で述べたように、水と砂糖がヒドロキシル基という共通の構造を持っていることが、混ざりやすくなっている、あるいは砂糖が水に溶けやすくなっている理由といえるでしょう。 要するに、砂糖と水の分子の構造に、類似点があるから良く溶けるということになると思います。 ちなみに、塩の場合には、水中で正電荷を持つナトリウムイオンと負電荷をもつ塩化物イオンとに解離し、それらが水分子による安定化を受けることによって溶けています。 質問者が、どのような方かわかりませんので、このような書き方になってしまいましたが、理解していただけたでしょうか?
お礼
>要するに、砂糖と水の分子の構造に、類似点があるから良く溶けるということになると思います。 非常によくわかりました。長年の疑問が氷解して今夜はゆっくり眠れそうです。丁寧で詳しい回答ありがとうございました。