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議員内閣制と大統領制の相違について。

議員内閣制と大統領の違いはなんとなくわかるんですけど執行府のリーダーシップのありかたに与える影響がいまいちよくわかりません・・・。 教えてください(>_<)

質問者が選んだベストアンサー

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  • ipa222
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回答No.4

議院内閣制や大統領制の制度そのものは、国によって違います。 日本とアメリカを例に取ると、、、 日本の総理大臣はほとんど権限がありません。予算を持っていませんし、身の回りにいるのは抵抗官庁から出向してきた官僚ばかりです。 戦前は、罷免権すらありませんでしたから、大臣が辞任して軍が大臣を出さなかったら組閣すらできませんでした。つまり総理より省庁(官僚)のほうが強かった。 官僚が思うままに行政権を発揮するためのお飾りが議院内閣制なのです。 アメリカの大統領は、マッチレースで絞り込まれていきますので、マイナスポイントのない本物のリーダーが選ばれます。 アメリカの公務員は、日本の中間管理職以下のものだけで、上級公務員は大統領が実力者を連れてきます。 ですから、集中して物事に取り組むことに非常に向いていると思います。 日本は企業や労働組合や団体などの組織票頼みの選挙をするので、世論と選挙結果は必ずしも一致しませんが、アメリカは個人が主体的な判断をしますから、世論調査と選挙結果がかなり一致します。 ですから、世論(マスコミ)の動静を見ながら舵取りをすることになります。 日本は利権に関わる団体を抑えれば大丈夫ですが。 仮に日本に首相公選制という疑似大統領制が導入されても、本質的には何も変わりません。 局長以上の人事権(民間人を任命)を総理に与えるならば、今の制度でも劇的に変わると思います。 が法案成立前に暗殺されると思います。

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  • SariGEnNu
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回答No.10

私は,議員内閣制や大統領制といった現在の行政権の体系は、過去の非ネットワーク時代のシステムだと思います.ここでいう非ネットワークとは、簡単に言うとテレビやインターネットがない時代、つまり、「国民の総意を形成するのが困難な」という意味です.このような状況では,代表を立てて、国の方針を打ち出す必要があると思います.ですが、現在は,過去の有史にないネットワーク時代に入ったと考えられます.ネットワーク時代においては,議員内閣制も大統領制も名残の制度といえるでしょう.国民の総意は,ネットワークを使って、より合理的な形で形成しうるからです.ですから、私は,ネットワーク時代における行政権のあり方としては,次のようなものが考えられると思います. 1. ネットワークによる国民の総意の形成に関する規約を定める 2. 1によって形成された事項は国会の法律や行政権に優先する 3. 国会の法律、行政権は2のネットワーク総意に矛盾してはならない ズバリ!これが新しい社会システムの方向と言えるでしょう!

  • been
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回答No.9

行政権のあり方が大統領制と議院内閣制に大別される最も大きな要因は、君主の有無です。 大統領は、選挙で選ばれた君主と言うべき存在なので、王国・君主国(我が国、イギリスなど)で大統領制を行っている国は存在しません。これに対して、君主制の歴史をもたない新興国(アメリカなど)は大統領制です。 一方、君主制を廃した国の制度は様々ですが、君主国時代がそうであったように、大統領と首相の両方が存在するのが普通です。ただし、その内容は、フランスのように大統領が実質的な権力を保持するものもあれば、ドイツのように大統領は名目的存在に過ぎないものまで様々です。 この違いは、君主国当時、君主がどの程度実質的権力を掌握していたかによります。フランスは絶対君主制の代表選手だったので大統領も大きな権限を保持していますが、ドイツは君主制が形骸化していたので大統領も形式的存在になっているのです。このように、一国の制度の根幹はその国の歴史と伝統を反映しているのです。 蛇足ですが、大統領と首相の執行府内におけるリーダーシップの差異を一般的に述べることはできません。なぜなら、同じ大統領職でも米国やフランスの大統領とドイツの大統領はその地位・権限に大きな差異がありますし、また、首相についても現在の我が国の首相と戦前の首相の地位・権限にも大きな差異があるからです。既に述べた大統領と首相の本質的な相違を心得た上で、アメリカの大統領と我が国の首相のように、具体的な国を特定しなければ議論は深まらないでしょう。

回答No.8

追記 ワイマール憲法下でナチズム・ヒットラーが台頭したように、どんな立派な制度を持っていても、所詮、制度は「手段」であって、要は、その制度・手段をいかに活用するか、国民・選挙民の問題ということじゃないでしょうか? またリーダーシップ自体もどうあればいいかが問題であって、もし強いリーダーシップが要求されるような状況ということであるならば、強権をもって治めねば国家が存立しにくいという、国民にとっては不幸な状況なんですよね。

回答No.7

身も蓋もないいい方をすると、「およそ選挙制度を採用している国では、1国の政治レベルは、選挙民の民意レベルの反映である」ということじゃないでしょうか。 制度は、関係ないんですよね。 どんな立派な制度を持った国でも、究極は、選挙民のレベルに合わせた、リーダーシップを含む資質のトップが選ばれるということじゃないでしょうか? 大統領制を採用している中南米諸国、と議員内閣制を採用している他の国との比較はどうなんだ、とかの話になるわけで、政治制度とリーダーシップの関係はなく、およそ民意のレベルに応じて政治(トップ)のレベルが決まっているということじゃないでしょうか?

  • SariGEnNu
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回答No.6

議員内閣制と大統領は優劣の問題ではないと思います.私は,民間人なので,3権分立の世界にいません.一般的な株式会社は、立法権に相当する株主総会、行政権に相当する取締役会、司法権に相当する監査となっていて、株主総会が統括機関といえ、取締役と監査が均衡の関係にあると思います.ですが、国家機関は立法権を統括機関とすべきではないと思います.ですが、立法権が行政権の優位にたつ考えは,受け入れてもいいと考えています.ですが、司法権はやはり,独立を認める必要があります.私が一番問題と考えるのは, 1. 内閣総理大臣が裁判官の人事に影響してる 2. (国家)行政権は、内閣にもっと集権させる必要がある ということです. 議院内閣制と大統領制を比べてもそれらの制度の違いから、適切な行政権の発動と関連を見出すことは難しいのではないでしょうか? むしろ,私が提案する制度は,議院内閣制と大統領制のいいとこ取りと言える制度が必要だと思います まず、初段階では,議院内閣制のように、 1.国会が内閣総理大臣を選びます.次に 2.もし、1.で不都合であると世論が形成されたら、  十分な機関を設けて、国民投票で(大統領制)で  内閣総理大臣を選ぶ選挙を行う. というものです. 裁判官の選び方は,もっと中立的にすべきだと思います 行政が介入すると、政治的中立を保つことに影響が出てくると思います.

回答No.5

議員内閣制と大統領制の違いついては諸外国を例に各種回答されているので、別の観点から一言。 忘れてはいけないのは、法的には日本国においては中央政府は「議院内閣制」を、地方公共団体においては首長を直接、住民が選ぶ「大統領制」を採用しています。 日本においても、法的にはちゃんと「大統領制」は存在しています。 まず国内における両者の検討も大事かと思います。

  • nacam
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回答No.3

議員内閣制であれ、大統領制であれ、リーダーシップとは関係ないと思います。 リーダーシップが有る人が指導者になれば、リーダーシップは発揮されますし、無い人であれば、発揮されません。 リーダーシップの有りすぎは、独裁になりますから、それはそれで問題です。 独裁者ヒットラーやムッソリーニは、議員内閣制から生まれました。 現在のドイツは、大統領がいますが、議員内閣制です。

回答No.2

 行政府内におけるリーダーシップというよりも、立法府(議会)との関係におけるリーダーシップの差異だと思います。基本的に首相であろうが、大統領であろうが行政府内では最大限のリーダーシップ(反対者を罷免できる)を持っているわけですが、議院内閣制では(1)内閣が議会に対して責任を負っている、(2)首相が議会から選ばれる、(3)基本的に首相は議会第一党の総裁、というのが原則ですから、陰に陽に、議会が内閣の独走をゆるさないシステムになっています。要するに三権分立の理念からいうと、行政と立法が接近して相互に牽制しあうのが議院内閣制、両者が独立してある程度の独走ができるのが大統領制です。内閣の行動に、議会の協賛がどれだけ必要かの程度が違うわけです。  ただしイギリスなどでは与党幹事長(院内総務)が内閣の閣僚の一人として認められ、首相=総裁の強力な影響下におかれているため、たとえば小泉の行動を参院幹事長の片山が大きく牽制するなどといった首相のリーダーシップに対する牽制をよわめるシステムがあり、同じ議院内閣制の国でも事情がいろいろと異なっています。  また、戦前の日本の内閣では、首相は閣僚の筆頭という位置づけで、あくまで他の閣僚に対する強制的任免権を持たないという建前でしたので、内閣不一致がそのまま総辞職につながりました(現在なら反対派の閣僚を切って自派の閣僚を入閣させる、もしくは自分で兼任するなどの方法がありうる)。これなどは行政府内での首相のリーダーシップの弱さを物語る一例で、必ずしも議院内閣制・大統領制の違いのみによってこうした差異が発生するものではないという例証ともいえます。

  • shuhua
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回答No.1

こんばんは。 行政学的に見地から見た場合、近代民主制(=国民主権)に於いては... 議院内閣制 :国民→議会(国会)→(首相)→内閣→行政機関(中央行政官庁等) 大統領制 :国民→大統領→(内閣(=政権))→行政機関(同上) という統制経路が成立しています。 (飽く迄も便宜上の話ですが...;) この中で執行府のリーダーシップはそれぞれ首相、大統領により発揮されるものとされています。

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