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大統領制と議院内閣制
簡単にみなさんの意見を聞かせてください。 アメリカでも日本でも「代表」という信念のもとに政治組織はなっています。しかし、大統領制も議院内閣制も「代表」という考え方から見ると多くの欠点があると思います。 みなさんにとって、それぞれの欠点と長所はどんなとこですか??
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大統領は王様のかわり、議院内閣制の首相は太政大臣などのかわり、と考える事ができます。 だから大統領は強い独裁権をもっていますから、特に危急の時に迅速に政策を決める事ができます。しかし欠点は#2さんのおっしゃるようにただの人気投票で選ばれたりすることにもなりかねませんし、またうっかりするとそのまま独裁政治になりやすい。事実大統領といっているが実質は独裁者である、という例には事欠きません。朴正煕や全斗煥などのかつての韓国の大統領、あるいはナポレオン3世とかね。現代でも何人かの顔を思い浮かべるひとは多いと思います。 議院内閣制の場合例の小選挙区の問題と組み合わせると、俗に言う4割の議席で8割の議席をとる事も可能ですから、国民の4割以下にしか支持されていない政党の党首が首相になることがあります。今の小泉氏は例外的で、通常与党の党首だからといって与党の意見が左右できるとは言い難い面があります。 いずれにせよ、こういうものは歴史的に生成されたものです。日本は天皇制がある限り大統領制はありえないのが本筋です。首相というのはもともと天皇や皇帝に対して責任をとる官僚の呼び名であったわけですから。(まあどう呼ぼうと中身的には天皇より下でないといけないのでしょう) アメリカ主導であったにもかかわらず、日本国憲法が大統領制にならなかったのはそういう意味もあるのだと思います。
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- shuhua
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こんばんは。 一概に「大統領制」と「議院内閣制」という二軸で「代表」というものについて語ることはできないと私は思います。しかし、アドバイス程度に私の意見を述べますと、これもまた「長所」であるのか「短所」であるのかは明言できませんが、あなたが両者に欠点があるように思われるのであれば、マイナス面を強調します。すなわち「大統領制」に於ける代表とは「衆愚政治の独裁者」であり、「議院内閣制」に於ける代表とは「政党政治の傀儡」と考えてられます。 前者は、国民投票により選出されるわけですから、政治能力やモチベーション、ビジョンは国民にとって関心の対象とはならず、カリスマ性のみがその対象となるかもしれません。後者は、代表の選出に議会というものを通しますから、真に国家・国民の代表とは言い難いと思います。 あえて政治についてのみ囚われるのではなく、幅広く国家・国民の代表を求めるのであれば、政治家が国家元首でなくても私は構わないと思います。 >>
- ipa222
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権力を集中させる大統領制は、自己責任能力がある国民性の国であることが要求されます。 議院内閣制は、安定感が増すので、国内の価値観に差が小さい国に向いています。 長所と欠点というよりも、向いているか向いていないかと言うことだと思います。