• ベストアンサー

「香に酔いぬ」と「香に酔えり」はどう違いますか?

俳句の推敲をしています。 「香に酔いぬ」と「香に酔えり」はどう違いますか? 「ぬ」と「り」の違いがわかりません。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

「ぬ」「り」の違いですが、 この場合、古典文法があてはまりますね。 「ぬ」…完了の助動詞:訳(~した) 「り」…存続の助動詞:訳(~している) となります。 なので、 「香に酔いぬ(香りに酔った)」になりますし、「香に酔えり(香りに酔っている)」となります。 ついでに古語では「酔いぬ=酔(ゑ)ひぬ」「酔えり=酔(ゑ)へり」となります。

その他の回答 (1)

回答No.2

#1と同趣旨ですが、より積極的に言い換えれば、 「酔いぬ」は「酔ってしまう/酔ってしまった」で、(花の)香にすっかり呑まれた感じが出ると思われます。 「酔えり」だと「酔っている/酔っていた」で、 酔っている状態を多少客観的に眺めている、どこかに理性の働きが残っている感じが出ます。

関連するQ&A