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公明党は都議選全員当選です
他の政党は落選した方々もいるのですが、 公明党は当選率100%です。 これには何か理由があるのでしょうか?。 立候補した方々を必ず受からせる戦略なのでしょうか?。 http://www3.nhk.or.jp/togisen/
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公明党の政治戦略の特徴の1つは、政治的な対立軸の中間的な政策を掲げ、他党からの政策的な批判を最小限度にする、ということです。与党入りしてからは民主党による公明党批判が強くなっていますが、民主党と共産党が議席を争うときには民主党に票を回してそれも最小限にしようとしてます。共産党だけは、互いに不倶戴天の敵と位置づけていますが。 したがって、マスコミ報道を見て浮動層が自発的に投票する、という割合が他党に比べて非常に少ないのです。逆に言えば、組織票の割合が高い、ということです。常に全員当選をかちとる組織力と高度な情勢分析能力はすごいと思います。 組織票と言っても、100%創価学会員という意味ではありません。宗教の熱心な信者にはまじめな人やお人よしな人が多く、その人たちが頼むと人間関係で投票する人がたくさんいる、ということも含みます。もちろん、そのときには実績宣伝も欠かしません。 「実績」では、「ドブ板政治」と言われる細かい住民の要望にこまめに応えていくことが特徴で、「カーブミラーをつけた」とか「~を修理した」といったものが中心です。学会内では、そうした政治力による要望の実現も「信心の功徳」とされ、学会の政界進出を、それで信者を増やすためだという指摘もあります。その実績作りに熱心なあまり、他の議員がやったことまで「ウチがやった」と言うこともよくあると言われています。 他方で、無駄な公共事業を含む予算に賛成し、貧困層の多い学会員への負担増を認める法案を成立させるのですから、「小政治」で票を稼いで、「大政治」では自民党にくっついて支持者に背を向ける、というと学会員の方は怒るのでしょうか。 熱心な政治活動をする学会員と話してみると、「小政治」について語るのには熱心なのに、「大政治」のことを何も知らないのに驚きます。安全保障政策や経済政策について僕が批判めいたことを言っても、ほとんど何も答えられません。政策で公明党を支持しているのではなく、信仰で支持しているのでしょう。 信仰を持つのは自由ですし、宗教的信条に近い政策を持つ政党を支持・支援するのも自由です。信仰を持つこと自体を白眼視するような風潮は、世界的には非常識であることを日本人は踏まえるべきだと思います。しかし、政策抜きに、非政治的な信仰を政治力の源泉とするのは、宗教の政治利用でしょう。学会員は、自民党政治の共犯者ではありますが、同時に自民党政治の被害者でもあります。
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- Musaffah
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政治にはとんと素人ですが、これだけは言えます。 やれ組織票だ、やれ支持母体だと世間では色々いっていますね。そりゃ政治団体ですから、選挙に勝つための作戦はあるでしょう。負けたくて立候補する人なんていないでしょうしね。 宗教団体が支援している政党なんてほかにもいます。(宗教団体以上に強力な団体もあるでしょうに・・・。) 理由はずばり、 ・候補者がどれだけ実績を残したか。 ・有権者がどれだけ候補者を知り尽くしているか。 ・有権者がどれだけ政治をよくしていこうという強い思いがあるか。 の差でしょう。 政治に関心を持ち、監視しましょう。そして投票にいきましょう(過去2番目に低い投票率でしたからね)。
お礼
おっしゃる通りですね。 投票は行くようにしています。 ご回答ありがとうございます。
- minami18th
- ベストアンサー率18% (9/48)
基礎票はもちろん、他党の集票力、過去の実績等を綿密に検討します。 そして勝てる見込みの無いところには、候補者を立てません。 落選は骨身を惜しまず支援をした方々を悲しませるからです。 しかし可能性があれば最大限に努力をします。 今回はたまたま全員当選しましたが、戦略を誤れば落選だってあったはず。 しかし、あの低投票率の中、ほとんどの選挙区で前回より得票を増やしました。 創価学会は強固な組織ですが、組織の力だけでは得票増は望めません。 議員本人と支持者の地道な戦いが、今回の結果を生んだのでしょう。
お礼
そうですね。 とても分かりやすい解説ありがとうございます。
- zenzenzen
- ベストアンサー率1% (1/67)
実績とは政治理念というより第一党にコバンザメのように追随して自党の勢力を伸ばすことです.
お礼
そうゆう側面もあるかも知れませんね。 ご回答ありがとうございます。
- zenzenzen
- ベストアンサー率1% (1/67)
党員への貢献度がまた票を産み固定化します.
お礼
組織票がさらに組織票を呼ぶってことでしょうか?。 ご回答ありがとうございます。
- sokai
- ベストアンサー率0% (0/1)
>>これには何か理由があるのでしょうか?。 組織票も理由でしょうが、政治家の本領は どれだけ働いたかでしょう。 つまり「実績」です。政治は監視しなきゃダメ! 毎日の報道(新聞・ニュース)に関心をもちながら 日々勉強しているようです。決して盲目的に支援 しているとは限りません。その証拠に落選に涙を 流す人もいるのも事実ですね。
お礼
日々、政治に関心を持ち続けることは大事ですよね。 ご回答ありがとうございます。
- ipa222
- ベストアンサー率20% (903/4455)
票の獲得が確実に予想できているので、確実な当落を予想できるのです。
お礼
そこが組織票の強みですね。 ご回答ありがとうございます。
- kobakoba3
- ベストアンサー率39% (89/225)
>立候補した方々を必ず受からせる戦略なのでしょうか?。 そのようです。なるべく、トップで当選させるという戦略で、立候補者数を少なめに調整してるみたいです。 何でも、すべての中間地方選挙で、112ヶ月連続・落選者なしみたいです。 逆に、立てれば当選しそうな選挙でも『負けるのが怖い』のかどうか知りませんが、不戦敗してる例も多いです。だから、決して議席数が順調に増えているとは言いがたいです。
お礼
詳しい解説でよく分かりました。 ご回答ありがとうございます。
- B-rapid
- ベストアンサー率33% (368/1098)
ご存知とは思いますけど、公明党には協力な支持母体となる「創価学会」があります。 異論があるかもしれませんが、「公明党」=「創価学会」と言ってもいいくらいの関係です。 各選挙区で当選に必要な得票数を予測して、それを元に票割をすれば組織票だけで当選させることも可能です。(もちろん当選に最低限必要なだけの組織票が初めから存在していることが大前提ですが) 公明党の全員当選は、この票割と組織票の動員が予定通りになったと言うことです。
お礼
予定通りにいったのはスゴイですね。 ご回答ありがとうございます。
投票率低いですからね。公明党が強いのは当然でしょう。宗教ですからほぼ確実に投票するわけで、投票率が低ければ低いほどいいのです。 公明党としては若者たちには絶対に選挙に行ってほしくないでしょうね。
お礼
若者は流動的ですよね。 組織票にはしづらいですよね。 ご回答ありがとうございます。
- goody7668
- ベストアンサー率33% (3/9)
信者が誰に投票するのかも全部決まってるのです。
お礼
いわゆる組織票ですね。 ご回答ありがとうございます。
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お礼
非常に分かりやすくかつ中立に近いと思われるご回答ありがとうございます。 よく分かりました。