流体はその流れの各点において、
1)基準面からの高さによる位置エネルギー、
2)速度による運動エネルギー、
3)圧力エネルギーを持っている。
これらのエネルギーは流れの状態によって相互に変化をしながら、総量は保存される。
これをエネルギー保存の法則といいます。
そしてそれぞれのエネルギーを水1kgあたりと考えたものが一定であるという定理を「ベルヌーイの定理」というものです。
この定理の実感しにくいところは、「流体の速度が速いところほど、流体による圧力が小さくなる」という部分です。
しかし、飛行機がなぜ飛ぶかという揚力の説明をするためにはこの説明は欠かせませんので、紙飛行機をとばせるのがいちばんよいのですが。
あと、手の甲を「温度計(エネルギー計と考えます)」としてつかってよいのならば、
1)ふーと強くいきを手の甲に垂直吹きかけるとつめたくかんじるけれども
2)ふーと息を強く手の甲をたててこれに水平に吹きかけると暖かく感じる
という方法もあります。