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お墓にある窪みの部分は何?
うちの実家では、お墓の正面にある窪み(お線香立ての近くにある楕円形の窪み)は、長年、お水を入れるところだと理解しておりました。ですので、ご先祖様にきれいなお水を飲んで頂く様、毎回掃除してきれいなお水を入れていました。 ところが最近、家族以外の方とお墓参りに行ったのですが、その部分に、線香を横にして立てておられるのを目にしました。 これは宗派の違いなのでしょうか? それとも、どちらかが誤った認識をしているのでしょうか? 常識知らずで大変お恥ずかしい限りです。
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あまり気にする必要はございません。そもそも現代のようなお墓は、士農工商の墓石の大きさ制限がなくなってかなり経った近年の墓石形態です。宗派によって多少扱いが異なりますが(例えば浄土真宗ではお水は供えないとか)、お線香は香の焚きやすいところで安全なところで焚かれれば良いのです。 そもそも現代流に決められたようにきっちりされる必要もなく、墓石自体の形状も地方によって異なりますので、習慣も多少異なっていますから・・・ 以上、坊さんでした。合掌
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余談ですが、葬儀が終わって、焼骨して、大きな骨壺と小さな骨壷と咽喉佛の3つに、お骨を分ける(本当は、大きな骨壷に入らず、火葬場で、処分されてしまう骨と4つに分かれる)のも、最初に分けておいて混ぜるのは、許されやすいが、後から区分するのは難しいため、どんな宗旨でも、苦情の無いよう3つに分けて、葬儀屋さんが分ける訳で、分骨の習慣の無い宗旨の場合、3つに分ける理由はありません。(それならなぜ?というと、1)最初は、**宗と聞いていて**宗の坊さんを手配したら、後から、++宗と喪主から言われ、終わってしまってから、お骨を分離せよと言われても困るが、合葬全部納骨の場合は、3つとも、墓に入れてもらえばOK。2)もっとも大事な点は、分けることにより、丁寧に思われ、葬儀屋の格が上がり、しかも、容器代として、お金が取れ、儲かる。ですから、禅宗系のように、骨壷を必要としない宗旨にも、大理石の骨壷なんかを売ってしまう。 本願寺さんは、廟といって、本山近くに分骨することが、阿弥陀様に守られて良いこととされているようです。 京都に大谷廟や本願寺廟というのがあります。 咽喉佛を仏像代わりに、珍重する宗旨もあります。また、もともと、土葬なのだから、分けずに、本骨壺にも入れず、(素焼き仮骨壺は、焼骨が熱いので、冷ますためのもの)で、すべて、墓地に、土の上に置く(土に帰す。輪廻思想)の禅宗系の考えもあります。しかし、禅宗系でも、今日、個人墓思想もあり、夫婦が、同じ土に混ざるのは嫌です。せめて、墓の中で、別々の骨壺のまま、入れてほしいとの、故人の意思もありますので、仮骨壺をそのまま入れる場合もあります。 また、田舎から都会に墓を移転する計画があるので、骨壺のまま、仮納骨というケースもあります。 わずか60年の歴史の、一般人の全国一律納骨習慣ですので、まだまだ、変わっていくでしょうね。すでに、少子化で、結婚すれば、ひとりっこ同士では、ご主人と実家と両方、お参りする訳ですが、では、孫の代は?となってしまいますね。ですから、墓地は、永代供養権利は、買えますが、墓地そのものの土地としては、買えない、権利売買で、不動産売買では、無い訳ですね。 以上、余談でした。(墓地の1坪は、不動産の4分の1坪ですし。。。。)
お礼
ご回答、ありがとうございました。
墓石は、各宗兼用デザインの墓石とオーダー墓石が、あります。 葬式の祭壇も、仏壇でもそうです。 メーカーとしては、各宗兼用を売った方が、大量生産も出来るし、予め、ある程度のところまで、作っておける訳ですね。 ほとんどの墓石(8割くらい?)が、各宗兼用で、販売されています。つまり、墓石屋さんで、見本として置いてあるものは、兼用ということですね。 で、浄土真宗の東本願寺派ですと、線香は、立てないという宗旨なので、いわゆる水鉢の部分に線香を横にする訳です。宗旨的に、故人への葬儀をしない。阿弥陀様に、祈願する宗旨なので、墓参りではなく、阿弥陀参り、親鸞参りなんでしょうね。 あなたの宗旨の浄土宗では、普通(何が普通か解かりませんが。。)の水鉢として使い、華を向かって左もしくは、両側に、線香は、真中に、立てて、ろうそくは向かって、右もしくは、両側に、立てるで、良いと思います。 で、墓石を建てて、OO家の墓として、火葬にする。と平民(差別用語か?)が、自由に出来るようになったのは、戦後つまり、わずか60年前からですので、以前は、土葬が、一般的でした。一般の人は、人間一人分を1晩中、燃やすだけの、人を雇い、まき代を払うことが出来ないので、土葬なのです。戦後、伝染病予防等、いろんな観点から、火葬が、メインとなり、火葬ですから、同じ場所に埋葬することができるので、墓石を、各家が持つことが、日本人の先祖崇拝教(OO教という宗教と異なり、民族が自然に持つ宗教=無宗教と言う人も、日本人は、墓参りしますね。大抵は。)のステータスになった訳で、決まりというほど、決まっておらず、神道と仏教と習俗の融合状況で、今日まで、来ています。 で、気にされなくても、そこの墓地管理者の寺院の坊さんの指示に従えばOK。住宅地の真中に、取り残された墓地だと、火災予防のため、ろうそくは、お参りが終わったら消してほしいと言われるし、山に近い墓地だと、からすが、お供えを荒らすので、お参りが終われば、お供えは、持ち帰りなさい。とおっしゃるでしょうし、墓地の管理者の指示に従うべきですね。最近は、部屋墓地と言って、ビルのように、墓地が、マンションタイプになっているところですと、消防法の関係で、電池式ろうそくにしてください。なんていうのもありますが。。。 で、水鉢=浄土宗で、いいですよ。
お礼
歴史的な背景を含め、詳しくご説明頂きありがとうございました! なるほど、色んな宗派に共通の墓石が増えてきたため、このような問題が生じているのですね。 大変参考になりました!
補足
水鉢として使っているうちの実家は真言宗で、線香立てとして使っていた一家の宗派は浄土真宗でした。
こんばんは。 私もあなた同様お墓の楕円のくぼみは“清水”をいれる場所と思っていました。 宗派によって違いがあると思われます。(私は浄土真宗・大谷派です)関西地方でも、大阪・神戸・京都では墓の形が違います。次回お墓にお参りされた時お尋ねになられてはいかがでしょう?
お礼
やはり宗派によって、また地方によって墓石は異なるのですね。 お水を入れると言う行為が間違っていたのではないと言うことが分かり、ほっとしました。 ご回答、ありがとうございました!!
- Quattro99
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水鉢と香立ては別のものだと思います。
お礼
私が言いたいのはまさしくこのHP上で水鉢とされている(3)の部分のことです。 ただ香立てとされている(4)はどのようなものなのか想像が付きません。 どこが違うのでしょうか? 早速のご回答、ありがとうございました!!
お礼
そうです!お水を入れずお線香を入れていた一家は浄土真宗でした。 私の実家は真言宗ですので、そういった宗派の違いもあるのですね。 専門家のご意見、大変参考になりました。ありがとうございました!!