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TLCのRf値の規格とは?
- TLC(薄層クロマトグラフィー)におけるRf値の規格について調査しました。
- 物質ごとのRf値には特定の規格は定められていないようですが、確認試験の際には基準品と同様のRf値であることが求められているようです。
- サンプルのRf値が基準値とは異なる場合でも、値が近い場合には同じとみなされることがあるようですが、詳細な基準は存在しないようです。
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目的物がどの様な状態で存在しているかによりますが、TLCで展開したときに微妙な違いは出ます、0.600と0.598なら同じと考えても良いかもしれませんが(自分で作った農薬が標準品と同じかどうかの確認で、目的物以外に物質が含まれていないとしたら同じと考えてよいかと思います。)、TLCは液体クロマトグラフィーでいう単波長での検出ということになります、目的物と同じだと言い切るには、物質の性質にもう一歩も二歩も近づく必要があると思います、RF値付近をかき集めて、スキャンして吸収曲線から同定するとか(多波長検出器を使用する)MSスペクトルを取ってみるとか、展開溶媒を変えて再度横に展開するとか・・・ふるいかな?とにかく誰に文句を言われても言い返せる根拠をもってください、RF値だけの一致では、たとえ0.600と0.600でも同じものとはいえませんね。ましてその結果が周りに及ぼす影響もあるとすれば。 「なんとなく同じ」とおっしゃるその気持ちが大切だと私も思います。そのとおりだと思います。正確な同定に向けてがんばって下さい。
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- lone_lynx
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Rf値はぴったり同じになります 間違いないはずなのに同じにならないのは実験系の問題です。 TLCの場合、プレートの端と真ん中では、展開速度が違うので、端のスポットと真ん中のスポットのRf値はずれるものです。20×20cmのプレートであれば通常は端から2cmくらいは使いません
補足
Rf値は下から何cmあがったかで見るので、 量り方によっては、若干ずれるのです・・・ 見た目は一緒なんですが、数値で表すと微妙に 数値が一致しません。 例えば、0.600と0.598みたいな感じです。 もちろん端から2cmの所は使っておらず、 20×20cmのプレートを、一枚まるまる使用し、 真ん中あたりに基準品とSampleをスポットしています。 やはりピッタリでないと駄目なんでしょうか?
- パんだ パンだ(@Josquin)
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「確認試験」「殺虫剤指針」の意味を存じないのですが、一般的な有機物に関して申しますと、Rf値だけで比べるのはナンセンスです。完全に一致したように見えても、それはたまたま一致しただけかもしれません。Rf値が全然違えば別物、余分のスポットがあれば混ざり物があるという程度のことしかわかりません。別の方法できちんと確認すべきです。
お礼
ありがとうございました。
- パんだ パンだ(@Josquin)
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吸着剤、溶媒の種類によってRf値は変わりますので、物質ごとに決まったRf値というものはありません。 「同様のRf値であること」というのは、基準物質とサンプルを同時に展開して(つまり同じ測定条件で)Rf値が同じであることを調べるのだと思います。
お礼
ありがとうございます。
補足
基準品との差はどれくらいまでなら 基準品と同様といえるのでしょう? ±5%? ±3%? それともピッタリでないとだめなのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 大変参考になりました。 頑張ります!