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塚本邦雄の短歌の句切れと字余りについて教えて下さい。

「目に見えぬ無数の脚が空中にもつれつつ旅客機が離陸せり」の句はどこで句切れますか?(先生は「三句切れ」と言っていましたが・・。) また、どの部分が字余りになるのか教えて下さい。

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  • ken1tar0u
  • ベストアンサー率24% (21/86)
回答No.1

こういう比較的自由なリズムで「旅客機」といった現代的なイメージを印象付ける短歌に、句切れや字余り・字足らずの分析は無用ではないでしょうか? 句切れは例えば万葉集と新古今集のスタイルの違いを感じ取る手がかりになりますが、近・現代の和歌には解釈の助けにはならないと思います。 とは言うものの、試しにいくつか考えて見ましょう。 目に見えぬ(5) 無数の脚が(7) 空中に(5) もつれつつ(5) 旅客機が(5) 離陸せり(5) この分け方だと6句あるので、「句切れ」が意味を持つには古典的な5句に押し込むしかないでしょう。とすると、上2句は多分そのままで、残りは 1) 空中にもつれつつ(10) 旅客機が(5) 離陸せり(5) …… これだと3句切れでしょう。 2) 空中に(5) もつれつつ(5) 旅客機が離陸せり(10) …… 4句切れ。ってそんなの古典では聞きませんね。 3) 空中に(5) もつれつつ旅客機が(10) 離陸せり(5) …… この切り方は不自然ですよね。 1) にするか 2) にするか? 短歌の基本形は5・7・5・7・7ですが、1) なら 5・7・10・5・5, 2) なら5・7・5・5・10. どちらかを選ぶ形式上の理由はなさそうだし、それ以上に文学の鑑賞として、どうでもいいような気がしませんか?

ponnpika2005
質問者

お礼

ありがとうございました。 とても勉強になりました。

その他の回答 (1)

noname#14748
noname#14748
回答No.2

  No.1の方の最初の4行には賛成です。 ただ、無理に句切れを考えれば4句切れですが、「4句切れ」は万葉集の中にかなり存在します。しかし、やっぱり無理に切る必要はないでしょう。

ponnpika2005
質問者

お礼

無理に切る必要はないのですね。 ありがとうございました。

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