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1M 硝酸の調製方法
手元に濃硝酸(1.42)69%のものがあります。 これを使って、1M硝酸を調製したいのですが、どのように調整すればよいのでしょうか? 化学にはあまり詳しくないので、できれば何%にすればよい、とか、何倍に希釈すればよい、というような記載でお願いできればと思います。 初歩的な質問かと思いますが、回答よろしくお願いします。
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nan_01さん、こんばんは。 濃度調製に関しては各原子量や比重などのデータを必要としますが、今回は比重が示されているので原子量から分子量を求めましょう。 硝酸を化学式で示すとHNO3と表せます。ここでH,N,Oの各原子量を1.0、14.0、16.0とすると硝酸の分子量は63.0g/molとなります。 ではまず濃硝酸のモル濃度を求めます。 濃硝酸を1Lと仮定します。すると溶液の重量は、 1000mL×1.42g/mL=1420g が求まります。次に溶質を求めると、 1420g×69÷100=979.8g ゆえにモル量は 979.8g÷63.0g/mol=15.55mol すなわち1Lと仮定したので15.55mol/lとわかりましたね。 さぁココからが本題です。 C:希釈前の濃度 V:希釈前の量 C':希釈後の濃度 V':希釈後の量 とすると、CV=C'V'という公式が成り立つので 15.55mol/l×V=1.00mol/l×V' として計算できます。 濃硝酸がどのくらいあるのか、1Mの硝酸がどのくらい必要なのかはわからないのでここまでにしておきます。
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- yukimin387
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1Mとは1mol/Lのことなので、1M硝酸を1L作ろうと思えばHNO3が1mol(約63g)必要ということになります。 69%の濃硝酸でHNO3を63g得るには 63÷0.69=91.3g必要 体積に直すと、91.3÷1.42=64.3mL したがって69%の濃硝酸を91.3g(64.3mL)取り、メスフラスコ等で1Lまで希釈すれば1mol/Lの硝酸ができます。 1Lもいらなければ全体のスケールを1/10などにすればいいです。
お礼
実際に調製するときの液量を解説いただけたので、すぐに試薬を調整することができました。 ありがとうございました。
お礼
詳しい計算の解説ありがとうございました。 別の試薬調整の際にも生かすことができそうです。 初歩的な質問に回答いただき感謝しております。