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当期純利益について
「財務諸表」という課題をやっているのですが、 損益計算書において、当期純利益が費用の位置になる のはどうしてでしょうか?利益なので収益の位置に くるのかな、とも思いますが。 勉強不足で申し訳ございません。調べても分からなかった ので教えてください。 また簡単な分かりやすい本がありましたら、本のタイトルも教えていただければ幸いです。
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基礎中の基礎部分なのですが、いざ説明しようとすると、なかなか難しいです・・。(まだまだ私の理解が足りないのかもしれませんね。) 基本的には、皆さんのおっしゃるとおりです。 損益計算書と貸借対照表を簡単に説明しますと・・ 損益計算書・・1会計期間 (1年間) の経営成績を表したもの ※たとえば、今年1年間で500万円稼いだ (収益) 。そして従業員の給料などで490万円使った (費用) 。その結果10万円が残った (当期純利益) 。というような事が書いてある明細のようなもの。 貸借対照表・・一定時点 (たとえば平成17年3月31日の時点) における企業の財政状態を表したもの ※たとえば、平成17年3月31日の時点で数えてみたら、全部で100万円のお金があった (資産) 。その中の50万円は借金 (負債) で、50万円は借金を全て返済しても手元に残るお金 (資本) だった。でも、1年前の平成16年3月31日の時点では、借金を全て返済しても手元に残るお金 (資本) は40万円だったはず。ということは、1年間で10万円儲かった (当期純利益) 。というような事が書いてある明細のようなもの。 と言えると思います。 ここで、利益の流れを簡単に示しますと・・ (1年間で利益が出た場合) 損益計算書 (収益の部) →貸借対照表 (資本の部) という感じになります。 ※かなり強引な言い方ですが・・ (かなり不安・・) 損益計算書→『財布』 貸借対照表→『銀行の預金通帳』 と置き換えて考えると、イメージがわいてくるかもしれません。 つまり、1年間、『損益計算書』という『財布』の中のお金だけを使って生活していくのです。そして、1年後に財布の中をのぞいてみると、10万円が残っていました。 そこで、その財布の中身の全額10万円を、『貸借対照表』という『銀行の預金通帳』に預けてしまう訳です。(ですから、財布の中身は、毎年0円になります。) これを毎年繰り返していくようなイメージです。 ですから、損益計算書の右側 (収益の部) の金額が多くなるという事は、それだけ財布の中にお金が残ったことを意味します。 でも、その残ったお金10万円 (当期純利益) は、銀行の預金通帳に預けていかなくてはいけません。 (一応ルールですので・・) その為に、いったん財布の中身をカラッポにする必要があるのです。 (簿記の世界では、『勘定を締め切る』と言います。) つまり、損益計算書の左側 (費用の部) に金額をあてはめる事によって、いったんゼロにしているのです。 そして、貸借対照表の右下側 (資本の部) に、金額を移動 (銀行の預金通帳に預け) させているのです。 『なぜ、貸借対照表の資本の部に移動させるのか?』について説明してしまいますと、ただでさえ長い当回答が、さらに長くなってしまいますので、割愛させて頂きます (笑) 。 その辺りの事は、『財務諸表』という課題を勉強していく中で理解していけば充分だと思います。 ・・どうでしょうか?何となく伝わりましたでしょうか? 少しでもお役に立てたのであれば幸いです。 ※あと『簡単な分かりやすい本』についてですが、質問者さんの文面から察すると、学校の授業の中で勉強をされているようですので、直接、簿記検定などの試験勉強をされているのではないように見受けられます。 もしそうなのでしたら、書店等で、資格学校 (TAC・大原簿記・DAI-X等) が発売している簿記検定対策用のテキストが役立つように思います。 (利益の流れを知るだけでしたら、簿記3級のテキストの該当箇所を少し読むだけでも充分だと思います。) 参考になりそうなサイトのURLを載せておきますので、こちらもどうぞご覧になって下さいね。
お礼
分かりやすく丁寧に教えてくださりありがとうございます。勉強していきます。