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木どうしの癒着とその仕組みについて
大きい長寿杉の木などの断面を見ると複数が合着して育っていたものがありますよね。 また、現在開催されている愛知万博ではポプラどうしを密着させているとその樹皮同士が癒着し、同化する性質を利用し、グローイングホームと言う木の家を作り展示されています。 動物ではまず見ない性質ですが、木でもそんな成長をしない木もありますし、どういうメカニズムでその同化が行われるのか知っている方がおられれば、教えて頂けると嬉しいです。 また、その癒着が起こりやすい木や、その性質を持たない気などもあれば、教えていただきたいです。 多種との接木も、植物にとっては当たり前のことですが、かなり不思議なことに思えます。 変な質問すみませんが、宜しくお願いします。
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接ぎ木は何でもかんでもできるわけではありません。ボタンとシャクヤク、カラタチと柑橘類など、科レベルで近縁だと可能な場合や、八重桜はバラ科Prunus属の中でもオオシマザクラ系にのみ接ぎ木が可能、というふうに属以下のレベルで接ぎ木可能なもの、同種でも難しいもの、など様々です。 動物では病原体のほとんどは細菌とウィルスで、これに対抗するために自己の細胞に標識をつけて、異物を排除する免疫機構を発展させました。それに対し植物では病原体の多くは糸状菌(一部ウィルス)で、抗菌作用のある物質を分泌することで対抗してきました。このあたりが他の生物細胞との親和性の違いとなって現れているのではないでしょうか?
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へーグローイングホームなんてあるんですね。 私も想像の世界で生きている木で家を作れたら・・なんて考えた事がありますが、もう実際にそういう家が 実用化されようとしているのかな? いいですね。実物は見たことありませんが、 日本中の家がグローイングホームだったら面白いだろうな~ さて癒着する木としてすぐに頭に浮かぶ木といえば ベンジャミンですね。3本くらいのベンジャミンを 編んだベンジャミンはいつしか癒着して1本になってしまいます。
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回答有難うございます。 なるほど。そういえばそうですね。 自分も花屋等で見たことがあるはずなのに完全に失念してました。 具体例としてとても身近で分かりやすい物が 見つかってよかったです。ありがとうございました。
お礼
大変詳しい回答、ありがとうございます! 接木でもそんなに差があるんですね。 その差異にも何か理由があるのでしょうか。 動物と植物の細胞の構造についてもとても興味深いお話ありがとうございます。 病原体に対する防疫手段の違いですか。すごく面白そうですね。 そこをもう少し色々調べてみたいと思いました。 質問した後で、この質問は農学のカテゴリーだったのではと不安になったのですが (一応この後そちらでも質問を載せてみようかとも考えていますが) お二人の回答を頂けてよかったです。大変参考になりました。ありがとうございました。