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有機化学
先日、マロン酸とベンヅアルデヒドから桂皮酸を合成する実験をしました。この実験で、エノラートを発生するカルボニル化合物としてマロン酸を用いたのですが、それは酢酸ではなぜいけないのかが分かりません。反応の途中で二酸化炭素が発生するのとは何か関係があるのでしょうか?教えてください。 また、参考になりそうなサイトがあればそれも教えてください。
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noname#160321
回答No.2
マロン酸合成ですね、懐かしい。卒研でやりました。 #1のお答えを補足すると、酢酸(のエステル)では(酸)カルボニルの隣のメチル基の水素のpKaが大きすぎて非常に取り扱いにくいためです。また立体的にも小さいため余分なところに付加したりして嫌! マロン酸(エステル)では二つの(酸)カルボニルの両方とエノール化が可能なため、生じたアニオンは軌道縮重していて安定になり、メチレン水素のpKaが小さくなります。このためアルコラートなどでも容易に引き抜くことが出来、アニオン濃度が上がり反応が早くなります。また立体的にも大きいので余分なところに付加できません。 おっしゃるとおり一方のカルボキシル基は不要なので加熱して二酸化炭素としてとばすのが普通です。マロン酸合成の良いところはこの脱炭酸が容易に起きて呉れるところにもあります。 有機反応の定番の「ODOOS」反応データベースの「マロン酸エステル-アセト酢酸エステル合成」の項目をご覧下さい。添付サイト参照。
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- okazariY
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回答No.1
プロトンの引き抜き度合いが酢酸じゃ弱いからです。 実験しながら考えてもっと勉強しましょう。 得手、不得手があるでしょうが(私は無機が苦手) 今が自分で考える力をつけるチャンスです
質問者
お礼
ありがとうございました。 頑張って勉強します!!
お礼
ありがとうございました。まだ習っていないので詳しく答えてもらえてありがたいです。