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酢酸ナトリウムと酢酸を用いた酢酸緩衛液の作り方
- 酢酸ナトリウム(CH3COONa)と酢酸を用いて、pH5.22、0.1Mの酢酸緩衛液を作る方法についてです。
- 酢酸の酸解離定数(Ka)が与えられていない場合でも、この問題を解くことができます。
- 具体的な試薬の量や計算式については、質問文章を参考にしながら説明します。
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解離度なんて役に立ちません. 必要なのは解離定数.そしてこれは与えられているので問題なし. 必要な酢酸ナトリウムと酢酸の物質量をそれぞれ x mol と y mol とする.作ろうとする緩衝液は 0.1M で 1L となっているので,x + y = 0.1 が要求される. 電気的中性条件から [Na+] + [H+] = [CH3COO-] + [OH-] 酢酸の解離平衡から [H+][CH3COO-]/[CH3COOH] = Ka 水の電離平衡から [H+][OH-] = Kw (=10^-14) 問題条件から [Na+] = x [CH3COOH] + [CH3COO-] = x + y = 0.1 [H+]=10^-5.22 等式は7個,変数は x,y を入れて 7つ. したがって,x も y も求まります. が,しかし,こんな正攻法ではなく,近似を使えということでしょう. [H+][CH3COO-]/[CH3COOH]=Ka より pH = pKa + log([CH3COO-]/[CH3COOH]) 5.22 = 4.74 + log([CH3COO-]/[CH3COOH]) log([CH3COO-]/[CH3COOH]) = 0.48 [CH3COO-]/[CH3COOH] = 3 ここで,CH3COO- は CH3COONa の量で決まり,CH3COOH は CH3COOH の量で決まるとするという,教科書的常道を使えば,あとは計算できるでしょう. ただし,こういうことを初学者にやらせるから,解離平衡をきちんと理解できていない,したがって応用も利かない人を量産することになるのです.入れた CH3COONa はほとんどすべて解離するはずだから,入れた濃度が [CH3COO-] になる,CH3COOH は逆にほとんど解離しないから,入れた濃度が [CH3COOH] になる,という説明は,たいがいの教科書にありますし,結果はそれで正しく計算できますが,説明としては「最低」です.
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- Tacosan
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酢酸ナトリウムって, ほとんど解離してませんでしたっけ?
補足
だから解離度が載っていないのですかね?
お礼
有難う御座います、参考にさせていただきます(^_^)