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生体組織の異方性

生体組織の異方性について知りたいです。なんていうか意味が分からないんです。具体例とかで教えていただきたいです。よろしくお願いします。

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  • shkwta
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回答No.1

たぶん、学習の初歩として、当たり前のようなことを確認しているだけだと思います。あまり大げさに考えないのがいいかもしれません。 異方性とは、「方向によって性質が異なる」という意味です。 (例1)荷造りに使うプラスチックの紐がありますが、あれは異方性物質の典型です。ある方向に引っ張ると非常に強いが、ある方向に引っ張ると容易に裂けます。 (例2)木材は異方性の材料です。だから、方向によってのこぎりの歯を替えたり、削るときに方向を考えたりします。 (例3)1個の結晶は必ず異方性があります。たとえば、食塩の結晶をたたくと、一定の面で割れます。異方性でない固体は、多結晶(たいていの金属材料がこれです)であるか、非晶質(ガラス、ゴム、多くのプラスチックなど)であるかです。 力学的性質ばかり挙げましたが、光の通り方、電気の通し方、磁気的性質なども異方性が考えられます。 こうしてみると、生体組織は気体・液体でない限り、ほとんどが異方性であることがわかります。 (例4)筋組織では一定の方向に筋繊維が並び、一定の方向にだけ収縮運動をします。わかりやすいですね。 (例5)神経組織も、神経繊維が一定の方向に並び、一定の方向に刺激を伝えます。 (例6)骨は管状の組織が方向をそろえて並んでできています。 (例7) 植物なら、維管束があり、一定の方向に水や栄養を運びます。 等方性だろう、と思われるものは眼の中の硝子体です。これに異方性があったら、光の通路がゆがんでものがよく見えないでしょう。

K8823K
質問者

お礼

大変詳しい説明ありがとうございます。よくわかりました。ありがとうございました。

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