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他山
「他山の石以って玉をおさむ(みがく)べし」の 他山は、他の山ではなく「他山」という固有名詞 であるという記事をどこかで見た記憶があるので ですが、本当でしょうか。 他山というは、粗悪な石しかとれない山だったそう です(詩経が編纂されたころI
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『鶴鳴于九皐 聲聞于野 魚潜在淵 或在于渚 楽彼之園 爰有樹檀 其下維擇 佗山之石 可以為錯』ですよね。詩経の。 この場合の他山はよその山だと思います。 綺麗な玉が出る山と綺麗な玉が出ない山があるのだと思います。 これには、二つの訳があります。磨いても玉では無い石が出る山から出た石でも、綺麗な玉の出る山の石を磨くのに使える。転じて、他の人の失敗でも、自分を育てる助けになるだと思います。これが一の訳。 二の訳が、綺麗な玉を他の粗悪な石で彫って仕上げる。転じて、先人の知恵や他の人の知恵を借りて自分の職務に生かすです。
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- sunasearch
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下記サイトに、他山の石の逸話があります。 田舎から志を抱いて都へ出て来た若者が、望みを叶え低官吏のポストに着く事ができた。が夢が叶った彼の前に繰り広がった現実と云えば、腐敗しきった職場環境であった。それを嘆いた若者が詩を詠む。 「我が身はとるに足りない路傍の石のような存在かも知れない。たとえそんな自分でも(砥石がわりにでも)使ってもらえれば、玉を磨く事もできるだろうに、それすらもできず、せっかくの玉は曇ったまま都の人々に放って置かれている。情けないではないか? 」 「取るに足らない」という意味なら、具体的な山よりも、そこら辺の山、と解釈したほうが自然かと思います。
お礼
エピソード紹介ありがとうございます。
- joy-net
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質問を見るまで、 他山の石=他の山からでた悪い石(でも、自分の宝石を磨く役には立つ)→反面教師で見習うべき他人の悪行 と考えていて、他山を固有名詞とは考えていなかったので、興味がわいて調べてみました。 ↓goo 辞書「他山の石」 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C2%BE%BB%B3%A4%CE%C0%D0&kind=ej&mode=0&jn.x=43&jn.y=8 >〔詩経(小雅、鶴鳴)「他山之石、可二以攻玉」〕よその山から出た粗悪な石も自分の玉を磨くのに利用でできるの意から、…… これでは、他山が固有名詞かどうか不明です。 それで、グーグルで「他山之石、可以攻玉」を検索してみました。 ↓ http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E4%BB%96%E5%B1%B1%E4%B9%8B%E7%9F%B3%E3%80%81%E5%8F%AF%E4%BB%A5%E6%94%BB%E7%8E%89&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr= そのうち3ページ(30サイト)ほど確認してみましたがそのほとんどか「他山」を >よその山 >他の山 と翻訳しており、他山を固有名詞ととらえているものは見つかりませんでした。あまり参考にならなくてすみません。
お礼
いろいろお調べいただきありがとうございます。
- iiitttooo
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こんにちは。 固有名詞ではなく、他の山という意味だともいます。 中国の詩集である『詩経』に出てきます。 「他人の言動を生かすことにより、行き届かない人間でも成長してゆける』 と理解してよいのでは。
お礼
さっそくの御教示ありがとうございます。
お礼
詩経の前後の文脈から判断すれば、意味はおのずから 知れるわけですね。 ありがとうございます。